心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

サングレ・デ・トロ オリジナル

スペインのワイナリー、トーレスが手掛ける牛がトレードマークの有名シリーズ、サングレ・デ・トロ。

トーレスって、ちょくちょく聞く名前だけど、覚えておいたほうが良い生産者っぽい。超実力派。

140年以上ワインを作っている歴史のあるワイナリー。

  • 1979年、ワイン·オリンピックにおいて、マス・ラ・プラナ 1970が、フランスボルドー格付け1級のシャトー・オー・ブリオンを超える評価を獲得
    • ちなみに2018が11000円で売られている
    • 格付け1級ワインはとんでもなく高額なことを考えると、1万円なら背伸びすれば手が届く価格
  • 2006年、ヨーロッパ最高の割ナリーに選出
  • イギリスの評論誌「世界で最も称賛されるワインブランド」に3度選出

とまあ実力あることがわかる。

サングレ・デ・トロシリーズは、トーレスを象徴するシリーズ。スペインの豊かな大地と、そこに根差す土着品種の個性を余すことなく表現したワインとのこと。

飲む前に生産者やワインの基本情報を調べておくと、数倍ワインを楽しめる。ワインは香りと味だけでなく、情報を飲む飲み物だから。そういう意味で、商品紹介が手厚いエノテカのワインは、どれも情報を楽しめるワインなんだよなあ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 サングレ・デ・トロ オリジナル 2021
SANGRE DE TORO ORIGINAL
飲んだ日 2024/4/12
参考価格 \1870
購入価格 \1000(エノテカ売れ筋No.1!厳選バラエティー10本セット
購入元 エノテカ楽天市場店
品種 グルナッシュ、カリニャン
タイプ
分類 華やか&黒ベリー系
インポーター エノテカ
生産者 トーレス
生産地 スペイン>カタルーニャ

外観は深いルビーの色調。グラスからはフレッシュな赤系、黒系果実のアロマが広がります。口に含むとカシスやブラックベリーなどの果実味に、黒コショウなどのスパイシーなニュアンスが感じられるミディアムボディ。きめ細かいタンニンによる滑らかな口当たりが魅力です。シチューやパエリアと合わせてぜひお愉しみください。

感想

親しみやすい赤。フレッシュであまやかな黒系果実。はなやかで軽快な香り。

よく熟していて、砂糖で煮詰めたベリー、もしくは砂糖多めで作った卵焼きのような香り。鼻孔に絡みつくような、鼻をくすぐるような果実間たっぷりの芳香。

飲んでみると、やはり軽快な飲み心地。ライトよりのミディアムボディ。

甘味のある味で、とても飲みやすい。とっつきやすい。いきいきとした印象。渋みもほとんどない。温暖地域のワインですって感じ。

ファーストアタックに柔らかい酸味を感じ、その後にじゅわっとほのかな甘みが広がっていく。アフターに舌の端がぴりっとするスパイシーな要素と、鼻を突き抜けるような丸目のおだやかな渋み。ファーストアタックは柔らかいけど、アフターで赤ワイン要素を感じるタイプ。

エノテカさんによると、「飲みやすい赤」、「酸っぱくない赤」というタグがつけられているが、まさにそのとおり。

3日目になるとさらに熟してフルーティーに。ごくごくいけてしまうほど飲みやすい。口当たりがソフトでジューシー。

こういう赤は嫌いじゃない。典型的などっしりパワータイプ、例えばボルドーのような赤は苦手だけど、果実味あふれるフレッシュピュア系の赤は割といいかも。

ライトな赤は、単体でも楽しめる。飲み疲れにくい。

それに、料理にあわせやすい。鶏肉や野菜の炒め物など、庶民的な食事と一緒に飲めるのがポイント高い。パワータイプのワインは、そのパワーに押しつぶされない濃い味付けが必要だから、料理の選択肢狭まっちゃうんだよね。

ペアリング

1日目は豚キムチ豚キムチの辛味、ワインの酸味と甘み要素がそれぞれ五味を補うかと思ったけど、ちょっと豚キムチの味付けが足りなかったかなという印象。無難な組み合わせ止まり。

二日目は野菜の在庫一掃をかねて、たっぷり野菜のワイン煮。長ネギ、青梗菜、かぶ、玉ねぎをふんだんに使った。3日塩漬けにした余り物の豚肉と、箱ワインの赤を300mL贅沢に使う。箱ワインは3L1800円で買ったので、実質ボトルワンコイン以下。だから料理酒として気兼ねなく使える。

この組み合わせは、料理とワインがそれぞれお互いを受け入れるために寄り添いあっているせいか違和感なくペアリング成立。赤ワインに合わせるなら赤ワインで煮込んでおけば間違いない。煮込むとワインの渋みや酸味がまろやかになる。小麦粉を溶かしたこともありとろみのあるやわらかな酸味。

合わせるワインも今回は渋みと酸味が穏やかなタイプなので、料理に合わせやすい万能選手。お互いの味を打ち消さず、自然に合わせられる。

3日目はキムチ物鍋。味付けが濃いので、料理がメイン、ワインはサブの立ち位置に。フルーティーで渋くないソフトなワインなため、ひっかかりなく違和感なくスープとなじむ。スープの辛さをワインの果実味が和らげてくれて相乗効果を発揮。なかなか良い組み合わせ。

評価

  • 絶対評価:4/10
  • 相対評価:Bランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


赤ワイン 2021年 サングレ・デ・トロ オリジナル(スクリューキャップ) / トーレス スペイン カタルーニャ 750ml ワイン


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覚醒!ソーヴィニヨン·ブラン

最近赤が続いたので白ワインをチョイス。白は安定しておいしいんだよなぁ。同価格帯なら、赤の3倍はおいしい。

それなら赤飲まなくてよくないか。って最近は思ってる。在庫がなくなったら積極的に赤は買わないと思う。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 70ミリオンズ デギュスラトゥール2022
飲んだ日 2024/4/10
参考価格 \1485
購入価格 \663(在庫一掃 訳あり 6本 白ワイン セット!
購入元 タカムラワインハウス
品種 ソーヴィニヨン·ブラン
タイプ 辛口白
分類 爽やかフルーティ系
インポーター タカムラ株式会社
生産者 シャトー フレイベルナ
生産地 フランス>ボルドー

感想

そうそうこれこれ、安心感のあるソーヴィニヨン·ブランらしさ。ハーブのような清涼感のある香りに、柔らかい柑橘系の酸味と飴を転がしたようなまとわりつく甘味。アフターにグレープフルーツのようなほのかな苦み。

お手本のようnソーヴィニヨン·ブランだった。期待を裏切らない。ザ定番。

ソーヴィニヨン·ブラン、苦手な品種だったのだけど、覚醒して好みの品種になった。今回飲んで確信した。ソーヴィニヨン·ブラン好きだわって。

香りと味が想像できるという安心感。そして、この品種、和食に中華、肉料理に魚料理。さらには辛い系、甘い系と幅広いタイプの料理に無難に合わせられるという懐の深さ。

特にベストペアリングなのは、辛い料理。キムチ鍋なんかとはとてもマッチする。

とはいってもソーヴィニヨン·ブランにも安カロわるかろがあるわけで。安ワインは、ハーブの独特の芳香が突出したり、酸味だけが強くてぎすぎすしたりととっつきにくくなる。

一番最初に飲んだワインがアルパカのソーヴィニヨン·ブラン。これがまさにとがったハーブととがった酸味タイプで、ワインあまりおいしくないなって思ってしまったのだった。

その点今回のワインはまるで2000円を超えてくるようなバランスのとれたソーヴィニヨン·ブラン。1か月前にシレーニを飲んだけど、それに匹敵するほどの味わい。

柔らかいハーブの清涼感、柔らかい酸味、からみつくドロップのような甘味、ほのかな苦み。それらの要素がバランスよく感じられて調和のとれたソーヴィニヨン·ブラン。これ、毎日飲んだらさすがに飽きるけど、ときどき猛烈に飲みたくなるやつだ。

ペアリング

1日目、青梗菜とかぶの葉のニンニク炒め。ソーヴィニヨン·ブランの良いところは野菜料理と会うこと。和食とあってなおかつ値段が手ごろなのが良いところ。同じく和食にベストマッチする甲州はちょっとお高いからね。

二日目は、青梗菜と長ネギとかぶの塩炒め。素朴にシンプルに塩で味付けした炒め物に、ハーブの清涼感が加わると、ソーヴィニヨン·ブランが調味料代わりになっておいしい。

続いてフレンチトースト。砂糖、塩、シナモンで味付けしたとろとろふわふわのフレンチとオースト。甘いものにも合うのがソーヴィニヨン·ブラン。おいしい!口の中が甘味でパンクしそうなところ、ソーヴィニヨン·ブランの柔らかな酸味が適度にリセットさせてくれる。

なんにでも無難に合わせられる万能さよ。お店でグラス頼むなら、ソーヴィニヨン·ブランにしておけば間違いはないだろう。ある程度味が保障されているし、ペアリングの幅も広いので失敗する確率が低い。

評価

  • 絶対評価:4/10
  • 相対評価:Aランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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コノスル 20バレルシリーズ飲み比べ「シラー」

コノスル 20バレルシリーズ最後の1本。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル シラー 20バレル リミテッド・エディション 2020
Cono Sur Syrah 20 Barrels Limited Edition
飲んだ日 2024/4/6
参考価格 \2500
購入価格 \1967(選べる「コノスル」 20バレルシリーズ 6本セット)
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 シラー100%
タイプ
分類 華やか&黒ベリー系
度数 14%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>リマリ・ヴァレー

100%フレンチオーク樽、内25%は大樽(フードル)にて16ヶ月熟成。ステンレススチールタンクにて1ヶ月熟成。「リマリ・ヴァレー」は赤道近くのため日中の気温は高く、海から吹きつける冷風によって朝晩は大変冷え込み、昼夜の寒暖差は20度にもなる。この寒暖差がボリューム感とフレッシュさを併せ持ったエレガントなスタイルのワインを生み出している。

感想

はなやか系。ピノノワールのような果実と酸が豊富なタイプの香り。ピノノワールは赤ベリー系だけど、シラーは黒ベリー系。

香りだけで楽しめるタイプ。ライトな黒系果実の奥に、鉄分っぽさや葉野菜、スパイスなどのニャンス。

一口飲んでみると、ファーストアタックは酸味。豊富な酸が全体を包み込んでいて、後から、タンニンの渋みや果実味が追いかけてくる。

華やか系ではあるけど、けっこうしっかりタンニンがあって濃厚。アルコール度数も14%とフルボディ。するするはいけない。ちびちび楽しむタイプ。

思いのほか酸度がたかく、飲み疲れてくる。2日目は酸味がとがってきて初日より飲みにくくなってしまった。ちょっととっつきにくいなぁ。

このワインはリマリ・ヴァレーで栽培されたシラーを100%使用。フレンチオーク樽を使っているらしい。

リマリ・ヴァレーは、チリの北に位置している。赤道が近いため日中は暑いが、海が近く海風によって夜間は一気に冷えるそうだ。昼と夜の寒暖差は20度にもなるらしい。

砂漠化が進んでおり、夏は暑く、雨があまり降らない。収穫期に雨が降らないことは、ブドウにとっては良いことで、一定した品質のブドウを安定供給しやすいということでもある。

激しい寒暖差の影響でブドウはよく熟し、糖分を豊富に内包する。そのため度数のたかいワインが作れるということなのかな。

印象としては酸が豊富なので、冷涼地域なのかなと思ったんだけど。それにしては度数がたかいわけで。寒暖差が激しいところは、温暖地域と冷涼地域の特徴を両方兼ね備えるのかもしれない。

ペアリング

1日目はビーフシチュー。赤ワイン200mL(箱ワイン)とトマト缶200Gで1時間煮込んだ。トマトの酸味とシラーの酸味が同調。また、肉のうまみが渋みを中和させてくれる。これはベストパートナー。

二日目は肉じゃが。4日間塩漬けした豚バラ肉を使用。合わなさそうだなと思いつつ、どうしても肉じゃがが食べたい気分だった。

やはりというか、この組み合わせは少し微妙。シラーが勝ってしまう。繊細なだしの風味を打ち消してしまう。

一方塩豚単体ならシラーといけるかも。4日間おいたことで肉のうまみが凝縮され、しっかりと味が濃くなっているため、シラーの渋みと対抗できるポテンシャルをもっていた。

評価

  • 絶対評価:3/10
  • 相対評価:Bランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


4/4日20時~5日限定全品P2倍 コノスル シラー 20バレル リミテッド・エディション チリワイン 750ml 1本【ご注文は12本まで同梱可能】


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コノスル 20バレルシリーズ飲み比べ「メルロー」

コノスル 20バレルシリーズも残りメルローとシラーを残すのみ。気温が上がってきたので、熱くなる前に赤ワインを飲み切ろうという。熱いと赤より白や泡を飲みたくなるからね。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル メルロ 20バレル リミテッド・エディション
Cono Sur Merlot 20 Barrels Limited Edition
飲んだ日 2024/4/3
参考価格 \2500
購入価格 \1967(選べる「コノスル」 20バレルシリーズ6本セット)
購入元 リカーBOSS 楽天市場
品種 メルロー85%、カべルネ・ソーヴィニヨン10%、シラー5%
タイプ
分類 豊満なまろやか系
度数 13%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>カチャポアル・ヴァレー
製法 樽で16ヶ月熟成。ステンレススチールタンクで1ヶ月熟成。

感想

2016年ヴィンテージだからね。8年も熟成されてるわけで。

黒系の果実感はそこまでなくて、それよりか獣の皮のニュアンス。

これまで安赤ワインで獣のニュアンスがあるものはことごとく好みじゃなかった。安ボルドーが特に。

だけど、そういう安赤の獣っぽさとはまた違った香りなんだよな。安赤はまさに野生の荒々しい獣っぽさって感じなんだけど、20バレル メルロのそれは、毛皮のような。上質な毛皮って野生的ながら包み込まれているような安心感のある感じもするんだけど、それに似ている。

思った。よくソムリエが鞣し皮のニュアンスなんていっているけど、まさにそれだ。理解できた。今まで皮財布のようなマッドな香りを想像していたけどそうじゃない。毛皮っぽい香りだったのかと。

スワリングしてみると、鉛筆の芯のような、熟成された香りもしてくる。香りからして、けっこう重そう。フルボディかな。

二日目、3日目になると、熟した黒系果実のニュアンスも立ち上ってきて、とても良い香り。

一口飲んでみると、アタックはなめらかでシルキー。がつんとくるかなと思って身構えていたので、意外と優しいタッチで驚いた。

粘性のあるとろとろしたような舌ざわり。タンニンが丸くなって、ざらざら感がほとんどない。シルキーな口当たり。これは熟成のおかげかな。

アフターが非常に長く、且つボディを感じる。読み込んんだ後に爪痕を残していく。鼻から抜ける鞣し皮と鉛筆の芯。酸味とタンニンのパワフルな後味。

なかなかおいしい。がっつりしたフルボディの赤あまり得意ではないけど、なぜかするするいけてしまう。芳醇系赤ってこういうのをいうのかもしれない。

ペアリング

1日目は豚肩ロースの塩焼き。最後に今回飲む赤ワインを30mL程度加えて仕上げた。

丸みのあるタンニンが赤身にも脂身にも調和。付け合わせ野菜の玉ねぎやポテトにも合う。味付けはあまり濃くないシンプルな料理なのでワインに負けるかなと思っていたけど、そんなことはなかった。やはり、なめらかな口当たりのおかげで幅広い料理に合わせやすくなっている気がする。

二日目は豚バラ肉の塩焼き。1日目の組み合わせがよかったので、今度は脂身の多い豚バラでリトライ。とてもよく合う。油断すると一気に飲み干しそうなくらい。

3日目は豚もも肉とごろごろ野菜のトマトパスタ。メルロはイタリア料理とも相性が良いらしい。

たしかに、トマトの酸味と、メルローのふくよかで丸みのある舌ざわりは悪くない組み合わせ。メルロー自体にもわりと酸があるため、トマト料理と同調する。

メルローって幅広い料理に合わせやすい万能タイプかもしれない。アベルネソーヴィニヨンよりも親しみやすい。

評価

  • 絶対評価:5/10
  • 相対評価:Aランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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典型的な安ボルドーが苦手なのかも

金曜日!1週間終わり!ということで今秋のワイン解禁!

赤ワインの在庫がなかなか減っていかないので、本日はエノテカ10本セットにはいっていた安ボルドーイワインをチョイス。

ただ、このワイン詳細がわからない。在庫一掃ワインだったのか、エノテカのHPにはもはや今回のワインのページはなかった。

調べてもほとんど情報が出てこない。vinicaでワインの基本情報が載っているくらい。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 シャトー・カストネ ボルドー ルージュ
Ch. Castenet Bordeaux Rouge
飲んだ日 2024/3/29
参考価格 不明(1200~1600くらい)
購入価格 \1000
購入元 エノテカラクテン市場店
品種 メルロ、カベルネソーヴィニヨン
タイプ
分類 がっしり骨太系
インポーター エノテカ
生産者 シャトーカストネ
生産地 フランス>ボルドー

感想

これ好みじゃないタイプだなぁ。失敗したかも。せっかく平日を乗り切って楽しみにしていたワインを解禁したのだから、美味しいと思えるワイン飲みたいよね。

自分の苦手タイプを引き当ててしまった。典型的な安ボルドー赤は苦手なのかもしれない。

  • しぶくて酸っぱい赤
  • 重厚でパワフル、どっしり熟成タイプの赤
  • 酸味主体のはなやかな赤
  • 果実味たっぷりで甘味のある赤

などなど、一口に赤ワインといってもいろいろなタイプがある。

今回はしぶくてすっぱい赤。このタイプ苦手だ。好みじゃない。3000円以上するお高めのやつならまた違うのかもしれないけれど。

メルロ主体。黒系果実のあまやかな香りがあるが、それ以上に獣の皮のような独特な芳香。ボルドーってこういう獣っぽさを感じることが多い気がする。

飲んでみると、果実味というより、渋みと酸味が目立つ。温度があがると酸味がより顕著になり、飲みにくい。

これは単体だと厳しいので、料理と合わせて進化を発揮させたいところ。うまくペアリングできれば、苦手なワインも無難レベルまで引き上げることができる。

ペアリング

1日目は、チーズつくね。甘辛いたれをたっぷりかけて。味が濃いので、ワインの渋みを中和してくれると思ったんだけど。いまいち。ワインが勝ってしまう。ワインの主張が強すぎて中和しきれていない印象。卵黄もかかっていたので、たれがまろやかになりワインに塗りつぶされてしまったか。

二日目はお好み焼き。たれつくねよりはペアリング成立。たっぷりかかったソースがとがった渋みと酸味を和らげてくれる。お好み焼きを感触した瞬間、魔法が解けてしまうので注意。

三日目は、ナポリタン。これもなかなかよかった。保管のペアリング。渋くて酸っぱいワインに、ナポリタンの甘味が加わることで五味が保管されバランスがとれる。

あと、3日目になると、ようやくワインの角がとれて丸みを帯びてきたことで、飲みやすくなってくるのも大きい。これ前も思ったけど、安赤はあけた瞬間が飲み頃であってほしいよね。3日も待つって使い勝手悪い。

そもそもなのだけど、料理と合わせることで飲みやすくなるものの、普通にビールのほうがおいしいし安いし満足度高いんだよねえ。今後は安赤がはいっているセットは購入を控えよう。白か泡のみのセット、もしくは3000円以上の赤ならチャレンジしてみたい。

評価

  • 絶対評価:0/10
  • 相対評価:Eランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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高級プロセッコってマーケティング的に難しいのでは

コスパセットにはいっていた4000円ちかい高級プロセッコ。いったいデイリープロセッコとどんな違いがあるのか。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 マソッティナ RDO レヴァンテ プロセッコ エクストラドライ コネリアーノ ヴァルドッビアデネ 2021
R.D.O. Levante Conegliano Valdobbiadene EXTRA DRY Millesimato Masottina
飲んだ日 2024/3/23
参考価格 3850
購入価格 \1662(鬼コスパセット
購入元 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天)
品種 グレラ
タイプ スパークリング
分類 すっきりフルーティ系
インポーター 株式会社都光
生産者 マソッティナ
生産地 イタリア>エネト

感想

4000円のプロセッコだからなぁ。庶民にとっては高級プロセッコ。デイリープロセッコといったいどんな違いがあるのか。

期待しながら抜栓。

ベースはデイリープロセッコと同じ。フレッシュ&爽快。そこに、ライチのようなあまやかな香りが加わった。香りがとてもよく、香りだけでも楽しめる。

一口飲むと、やはりベースはデイリープロセッコと同じなのだが、より果実感にあふれ、甘味が増しており、なおかつ酸味や塩味の要素も加わった。五味の要素がいろいろ感じられる。

たしかに高級なプロセッコだけに、フレッシュながら奥行きを感じられる。デイリープロセッコとは別の飲み物とわかる。

とはいえ集中して飲まないと高級プロセッコのポテンシャルをスルーしてしまいそうあだ。ファーストインプレッションは肩透かしを感じたのだが、じっくり舌の上で転がしたり、温度変化による違いを確認したりしているうちにデイリーとの違いを感じ取れた。

そういう意味ではカジュアルにごくごく飲むというより、シャンパンみたくじっくり味わうタイプなのかもしれない。

でも、やはり4000円はたかいな。デイリープロセッコの2倍。2倍おいしいかというとなぁ。価格に見合っていないというのが正直な感想。

コノスルで例えるなら、デイリープロセッコが1300円のレゼルバシリーズだとしたら、今回のプロセッコは1700円のシングルヴィンヤードシリーズくらい。なにがいいたいかというと、倍の値段をだすほど幸福感が得られないということ。コスパはとても悪い。

そもそも高級プロセッコってマーケティング的にミスマッチでは。カジュアルなプロセッコに高級路線を求めていないというか。

4000円出すなら、スタンダードクラスのシャンパンがものによっては手に届くし、フランチャコルタだってある。実際、今回のプロセッコも4000円の感動はなかったわけだし、それならシャンパンとかフランチャコルタ飲みたいよねって思った。

コスパセットにはいってなかったら見向きもしなかっただろうなと。そういういみではありがとう鬼コスパセット。高級プロセッコという珍しい体験ができた。

評価

  • 絶対評価:4/10
  • 相対評価:Dランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン

味が予想できるという意味で安心のプロセッコ

プロセッコが気に入ったので4本セットを購入。1本あたり1300円なので庶民のデイリー価格で飲めるのがうれしい。

プロセッコは値段がピンキリなれど、どれも似たような味。香りや味が想像できるという意味で安心感がある飲み物。

日本ではとりあえずビールが主流だが、イタリアではとりあえずプロセッコ。ビールもプロセッコもどんな飲み物か想像できるという意味でとりあえずの1敗に選びやすいのかもね。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 マソッティナ プロセッコ トレヴィーゾ
Masottina Prosecco Treviso DOC Collezione 96 brut
飲んだ日 2024/3/21
参考価格 2178
購入価格 \1300(プロセッコ4本セット)
購入元 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天)
品種 グレラ
タイプ スパークリング
分類 すっきりフルーティ系
インポーター 株式会社都光
生産者 マソッティナ
生産地 イタリア>ヴェネト

感想

フレッシュ!フレッシュ!鼻をつきぬけるような爽快&新鮮な果実。

これぞプロセッコ。プロセッコってだいたいどれもこんな感じだね。突き抜けたフレッシュ感が特徴。あかぬけていてはつらつとした感じ。

このワインは、果実のほかに酵母系の苦みがある。ロゼって言われても納得するくらい苦みの要素がはっきりあり。アフターにビール酵母のような独特な香り。

泡立ちは控えめ。プロセッコはやはりシャルマ方式なので泡というより、フレッシュさを楽しむ飲み物。

プロセッコは泡が抜ける前に、フレッシュさが損なわれないうちに飲みたい。ということで3時間程度でフィニッシュ。

ひさしぶりに1日でボトル1本開けてしまった。度数もたかくなくて、するする飲めてしまう。

ペアリング

泡は万能なので幅広い料理と無難に合わせられる。ということであまり考えずに焼きそばとカレイの煮つけ。

焼きそばは70点くらい。無難。カレイは合わなかった。魚の生臭さが出てしまう。

魚とワインってよくきく組み合わせだけど、実際にあわせるとなると難しいな。泡ならいけると思ったんだけどむりだった。

ひょうか

  • 絶対評価:4/10
  • 相対評価:Bランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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