タカムラワインハウスで購入した、在庫一掃訳アリ6本白ワインセット。本日はその中からランダムに1本選び、先入観なしのブラインドで飲んでみる。
感想
最初は香りが閉じていて、薄い。スワリングして、温度があがってくると徐々にフルーツ系の香りが立ち上がってくる。
ばななやもものような甘いフルーツを連想する。魅惑のフルーツ系タイプかな。アロマティックっていうほど香りが強くはないけど。
一口飲むと、はちみつレモン。甘い。やや辛口の要素もあるけれど、それ以上に甘い。
マーマレードやはちみつのような、舌に残る濃縮された甘味がある。濃い味。かすかにかんきつの要素もあるが、酸味は控えめ。
温暖地域で日差しをたっぷりあびたワインと推測。南オーストラリアまたはスペインとかかな?南仏のなにかという可能性もあるか。
品種はわからない。酸味がおだやかなのでリースリングは除外、ハーブ香がないのでソーヴィニヨン·ブランも除外。
ゲヴュルツトラミネールやヴィオニエほどアロマティックでもない。無難にシャルドネかな。オーストラリアのシャルドネとか?
ここで答え合わせ。スペインだった。品種はアイレン60%、ソーヴィニヨン·ブラン40%。
なるほどね。ソーヴィニヨン·ブランの特徴であるハーブ香りはないけど、言われてみればこの舌に残る粘性のある甘味はソーヴィニヨン·ブランっぽくもある。
アイレンはスペインで最も生産されている白ブドウ。シェリーやブランデーにも使われることが多いんだとか。スペインといえばアイレンと覚えておこう。
アイレンはさわやかなかんきつのフルーツ薫宇酸味おだやかなワインになることが多いとか。
ソーヴィニヨン·ブランとブレンドしているためか、かなり甘めに仕上がっているが、たしかに酸味は控えめ。ジュースっぽいとも言う。度数も11%と低めなので、とっつきやすく飲みやすい。甘いので飽きやすくはあるけどね。
ペアリング
麻婆なす。この組み合わせはよかった。
麻婆なすは味が濃くて少し辛い。この辛さを甘いワインがリセットさせてくれる。
単体で飲むと飽きる味のワインも、麻婆なすと組み合わせれば無限に飲める。これはベストマリアージュ。
ワイン情報
項目 | 説明 |
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ワイン名 | ドン パウロ ボデグエロ ブランコ NV |
Don Paulo Bodeguero Blanco | |
飲んだ日 | 2024/5/5 |
参考価格 | \1000 |
購入価格 | \663(在庫一掃 訳あり 6本 白ワイン セット!) |
購入元 | タカムラワインハウス |
品種 | アイレン60%、ソーヴィニヨン・ブラン40% |
タイプ | 辛口白 |
分類 | 魅惑のフルーツ系 |
インポーター | タカムラ株式会社 |
生産者 | ドン パウロ |
生産地 | スペイン |
フレッシュな柑橘やリンゴなどを思わせる香りに、洋梨やトロピカルフルーツのニュアンスも時間と共に感じられ、アロマティックで明るいトーンの印象です。スルスルと通り抜ける軽快なアタック、ほんのりクリーミーなタッチもあり、喉がリフレッシュされるような爽快な味わいです。