心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

個人的コノスル ビシクレタ&レゼルバランキング

2023年、自分にとってのワイン元年は、コノスルシリーズを飲み比べることから始まった。 およそ9か月かけて、エントリーモデルのビシクレタシリーズ12種類、ひとつ上位レンジのレゼルバシリーズ8種類を飲み比べした。

ここでは飲み比べた結果を踏まえて個人的コノスルランキングを記録しておく。 コノスルを飲み比べることで、自分が好きな品種や好きなワインの傾向が見えてきた。 なお、ワイン名の部分には当時の記録記事のリンクを埋め込んでいる。

ビシクレタシリーズ

順位 品種 コメント
1 ゲヴュルツトラミネール はっきりとわかるライチの香り。万人受けするわかりやすさ。それでいてドライで飲みごたえがある。
2 リースリング 酸度の高いきりっとした白ワイン。果実のはなやかさもあってフレッシュな気分にさせてくれる。
3 シャルドネ トロピカルフルーツとヨーグルトのような柔らかい香りが特徴。味より香りが勝るワイン。
4 ヴィオニエ ボリュームのある果実間。適度な酸味があり、舌の上で転がすとクリーミーな舌触り。
5 ピノ・ノワール・ロゼ 赤系果実のはなやかでチャーミングな香りが特徴的。フレッシュな酸を楽しめる。
6 シラー 力強い飲みごたえでありながらはなやかな香り。トウモロコシを上げたスナック菓子やスパイスのニュアンスも。
7 メルロー 熟した黒系果実とココアやビターチョコのニュアンス。タンニンがソフトで酸味も穏やか。
8 ピノ・ノワール 華やか系の香り。渋みは穏やかで、適度に酸味が主張する。やや酸が単調。
9 カベルネソーヴィニヨン 典型的なザ・赤ワイン。黒系果実の香りと、タンニンの渋みが効いたフルボディタイプ。
10 ソーヴィニヨン・ブラン 青草の風味ときりっとした酸味、好みが分かれそう。
11 カルメネール フルボディタイプ、独特の塩辛さがあり好みが分かれそう
12 マルベック 独特の獣臭。酸がつよく、果実間皆無で飲みにくい。

レゼルバシリーズ

順位 品種 コメント
1 リースリング フレッシュな酸と蜜のような甘味が調和。優雅な気持ちにさせてくれるワイン。和食と高愛称。
2 ピノ・ノワール 赤系果実のはなやかな香りと、醸造由来の消しゴムのような複雑な香り。香りを楽しむワイン。ここちよい酸味。酸を楽しめるワインでもある。
3 シラー トウモロコシの焼き菓子のようなスパイシーな香りと、赤系果実っぽいややはなやかな果実香。胡椒やチョコレートのニュアンスも。いろいろな要素が感じられるワイン。
4 シャルドネ 切れのある酸と柔らかいトロピカルフルーツのような果実香。味わのほうも酸味が主体でしゅっとしている。
5 メルロー 黒系果実と若干スパイス香。タンニンはソフトで口当たり優し芽。
6 カベルネソーヴィニヨン パワフルタイプ。熟した黒系果実に熟成を感じさせる鉛筆の芯っぽい文房具チックな香りも。タンニン豊富でしりしりする。
7 カルメネール フルボディで辛口。独特の塩辛さがあり好みが分かれそう
8 ソーヴィニヨン・ブラン ビシクレタよりはっきりと青草香る。好みが分かれそう。酸度も高め。

ビシクレタとレゼルバをあわせたランキング

  1. レゼルバ リースリング
  2. レゼルバ ピノノワール
  3. ビシクレタ ゲヴュルツトラミネール
  4. レゼルバ シラー
  5. ビシクレタ リースリング
  6. ビシクレタ ヴィオニエ
  7. ビシクレタ ピノ・ノワール ロゼ
  8. ビシクレタ シャルドネ
  9. レゼルバ シャルドネ
  10. ビシクレタ シラー
  11. ビシクレタ メルロー
  12. レゼルバ メルロー
  13. ビシクレタ ピノ・ノワール
  14. レゼルバ カベルネソーヴィニヨン
  15. ビシクレタ カベルネソーヴィニヨン
  16. ビシクレタ ソーヴィニヨン・ブラン
  17. レゼルバ カルメネール
  18. ビシクレタ カルメネール
  19. レゼルバ ソーヴィニヨン・ブラン
  20. ビシクレタ マルベック

まとめ

リースリングピノ・ノワールは、ビシクレタシリーズと明らかに格が違った。 この2つはレゼルバが個人的おすすめ。

それ以外の品種はそれほど違いは感じられなかった。 しいて言うなら、白ブドウ品種のレゼルバは酸味が際立つ。 黒ブドウ品種のレゼルバは樽熟成によって辛口になり、果実やスパイスのニュアンスが強くなる。

個人的には、シャルドネメルローはビシクレタで十分満足できると思った。