心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル ビシクレタシリーズ ブラインドテイスティング編3 3度目の正直

ブドウ品種の特徴をつかむために、コノスルの単一品種ワインシリーズを飲み比べていく企画。

白ワイン編の2週目半ば。第3回。

2週目からは品種をシークレットにし、香りと味わいで品種を当てていくスタイル。

そして、2回連続で盛大に間違えた。難しい…

第3回目、そろそろちゃんとあてていきたいところ。

テイスティング

香り

ううん、ぼんやりした印象。香りが弱いな。

冷蔵庫から出して注いだばかりだから香りが閉じている、か?

少し待って、スワリングさせてみる。

香りが開いてきた。これは…ヴィオニエみたいな甘い果実の香りだ。

でもヴィオニエとはまた別の香り。甘さと酸味がバランスよく調和しているというか。

鼻にぬけるような独特の香り。ライチっぽい?

ライチかな?つまり、ゲブュルツトラミネール?

でも自信がない。ゲブュルツトラミネールはもっと香りが強かったような気もする。

最初にまろやかな酸が広がる。

みずみずしい果実をほおばっているような気分。

そのあとすぐやや塩辛いテイストが駆け抜けて、ドライな口当たり。

若干苦みも感じるかな。飲みこんだ後に少し苦みの余韻が残る感じ。

やっぱりゲブュルツトラミネールかな。ゲブュルツトラミネールに違いない。

温度が上がったほうがむしろおいしいかも。今日は夏といってもやや涼しく、急激な温度上昇はしないのでワインをゆっくり楽しめる。

結果確認

ゲヴュルツトラミネール🥳

よかった、ゲヴュルツトラミネールだった!

3回目にしてようやく品種を当てられた。

さすがにゲヴュルツトラミネールだよね。もしこれがソーヴィニヨン・ブランですとかだったら天地がひっくり返ってた。

やはりゲヴュルツトラミネールたらしめる特徴的なライチの香り。

そして香りに反してドライな口当たり。この2つの要素がヒントとなり確信できた。

感想

液体が舌を勢いよく流れ込んだときの、果実をほおばったような感覚がたまらない。

とてもおいしく満足感のあるワインだ。

ちびちび飲むよりかは、グラスにたっぷり(2/3くらい)そそぎ、多めの一口を流し込んで味わいたい。

14度といがいと高いのでごくごく飲むと意外とはやくアルコールが回ってくるのでそこは注意。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル ビシクレタ ゲヴュルツトラミネール
Cono Sur Bicicleta Gewürztraminer
飲んだ日 2023/7/15
価格 \891
品種 ゲヴュルツトラミネール
タイプ
度数 14%
生産者 コノスル
生産地 チリ > セントラル・ヴァレー
製法 ステンレスタンクで5か月

評価

B(おいしい)

  • S:最高級な幸せ
  • A:すごくおいしい
  • B:おいしい
  • C:お、いいね
  • D:可もなく不可もなく
  • E:ううん、おいしくない
  • F:二度と飲みたくない