心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 赤ワイン飲み比べ レゼルバ カルメネール

最後、カルメネールのレゼルバ。これでビシクレタ・レゼルバ飲み比べは終わり。 残すは20バベルの飲み比べ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル カルメネール レゼルバ・エスペシャル ヴァレー コレクション
Cono Sur Carmenere Reserva Especial Valley Collection
飲んだ日 2023/12/11
参考価格 \1393
購入価格 \1080
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 カルメネール 85%
タイプ
度数 13.5%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>カチャポアル・ヴァレー
製法 80%を樽で、20%をステンレススチールタンクで12ヶ月熟成。

香りの要素

  • 黒系果実
  • 胡椒
  • ミルクチョコレート・ミルクコーヒー
  • キッチンペーパー

主体は鼻をつんと刺激するような黒系果実と胡椒のようなスパイス香。

香りをとる角度によって、ときどきほんのりキッチンペーパーのような湿った紙っぽい香りがするところが面白い。

味の要素

  • 豊富なタンニン
  • 塩辛さ
  • 酸味
  • 樽由来の辛口
  • 胡椒
  • キャラメル

ビシクレタと同様、特徴なのは塩辛さ。 しょっぱくて喉が渇く。

レゼルバはぴりっとくる重みが重なった。樽熟成由来の重厚感かと思われる。

感想

ビシクレタとの違いは、より辛口になったところ。レゼルバの赤は共通して、ビシクレタの要素に樽熟成由来の重厚感が加わる。カルメネールも同じだった。

二日目、三日目と日にちがたつと、まとまりが出て柔らかくなりおいしくなるのもビシクレタと一緒。

個人的にはビシクレタもレゼルバも大きな違いを感じない。 ブラインドで出されたらわからないと思う。

評価

Dランク

カルメネールの特徴は、豊富なタンニンによるえぶみと、スパイス薫塩辛さ。 けっこう特徴的な味をしているので、黒ブドウの中では見分けがつきやすい…かもしれない。

そしてカルメネールの個性は好みが分かれそうで、個人的には重厚タイプが苦手なのと、のどが渇く塩辛さを赤ワインに求めていないのでこのランクとなった。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン