2024年、初のワイン。実に6日ぶりのワイン。
今日は2か月前に購入して飲む機会をうかがっていた高級ワインを寿司とともに。
白百合醸造 ロリアン 勝沼甲州 シュール・リー 2016。 インポーター4社のワインが集う特別試飲即売会 #9で試飲し、びびっときてボトル購入したワイン。
甲州を飲むのは初めて。日本ワインを飲むのは3本目。経験値が圧倒的に少ないながら、いきなり高級ワインに飛び込む。まあ年始だし贅沢しようではないか。
ワイン情報
項目 | 説明 |
---|---|
ワイン名 | 白百合醸造 ロリアン 勝沼甲州 シュール・リー 2016 |
飲んだ日 | 2024/1/3 |
参考価格 | \5230 |
購入元 | wine@ |
品種 | 甲州 100% |
タイプ | 辛口白 |
分類 | おだやかドライ系 |
度数 | 12% |
生産者 | 白百合醸造 |
生産地 | 日本>山梨県甲州市勝沼町 |
香りについて
さわやかなかんきつと、めんつゆのような凝縮したうまみ成分の芳香。 繊細で落ち着きがありながらも、いつのまにか世界を塗り替えて染め上げてしまっているような。
鼻をつんと刺激するうまみ成分。めんつゆやミリンのような甘味があって、香りだけで何倍も行ける。
ワインの価格の半分は香りだなんて定説があるけど、このワインはまさにそんなワイン。 情景が浮かんでくる。きっとそんなワイン。感情豊かな人が飲んだらいろいろな情景描写をしてくれるのかも、しれない。
味について
なるほどこれが8年熟成故の味か。 しっかりと酸がある。ただしフレッシュではなく、舌の端が引っ張られるような(水分を持っていかれるような)ドライさがある。
そしてやはり、うまみ爆発系!香り同様、めんつゆもしくはミリンなどのほんのり甘くて濃いうまみが口中に広がる。
感想
新年1発目大当たり!しかも、今まで飲んできた中で最も好みのワイン。こんなアインを待っていた! 今まで飲んでた果実感たっぷり白ワイン、もしくはシャープな酸の白ワインとはまたぜんぜん違うタイプ。 果実感も酸もおだやか。全体的におだやかで落ち着いているのに、うまみ成分は爆発するほど広がりを見せる。
おもわず舌の上で何度も転がしてしまう。味わうほどに味わい深い。 転がしてみるとこのワインが意外と辛口だということがわかる。
これは和食全般と会うだろうな。寿司、てんぷら、煮物。はたまた鍋もよさそう。
今日のペアリング
お高めの寿司をテイクアウトして。 2人前\5400円のセット。それがなんと、半額祭と出前館のクーポン発動で\1200に!こんな椀飯振舞めったにあるものじゃない。
高い寿司はやはりおいしい。ネタも大きいし、油もほどよく乗っている。イカなんて、ねっとりとしていて柔らかくて。
そこに合わせるロリアン勝沼甲州シュール・リー2016。 ドライな酸が、寿司酢と同調して、ネタやワインのうまみがさらに増す。 甘味をより強く感じることができる。最高の組みあ汗。
一口一口かみしめるように味わう。今年もいいことありそうだ。
評価
2024年から評価軸を変えてみる。絶対評価と相対評価の2軸で評価する。
絶対評価は純粋においしさや満足度。10点満点。
相対評価は、絶対評価と値段のバランスで変動。値段に対して割高なら相対評価は下がるし、値段以上の味わいなら評価が上がる。コスパが良いワインは評価が高くなる。
今回のワインは↓
値段は5230と庶民にとっては高級ワイン。でも、5000円出しても、その値段以上においしいと素直に思えるワインだった。
5000円出して食べたディナーに、和牛のステーキが出てきた価格以上の満足感を得られた、と同じ感じ。
個人的には8千のシャンパーニュよりこっちのほうが好みに合っていて。ぶっちぎりでおいしい!
また飲みたい。この2016ヴィンテージはもう買えないけど。
甲州のワインもっと飲んでみたい。熟成していないフレッシュタイプとか、樽熟成甲州とか。甲州の泡もいいな。
もしくはシュール・リー製法がおいしいのかもしれない。ロワール地方のシュール・リー製法で作ったミュスカデとかいいかもな。試してみたい。
それを飲む機会に巡り合えるのはいったいいつのことやら。1Qは有名通販の看板セットを飲むと決めているので甲州、またはシュール・リーのワインを再び飲むのはまだまだ先の話かもしれない。