心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

南アフリカの濃いシャルドネ

2024年2本目のワインは、鬼コスパセットにはいっていた濃いシャルドネ。 定価4600円とお高いワインだけど、鬼コスパで1662円で飲めるのはありがたき幸せ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 アルダリン シャルドネ 2021
Aaldering Estate Chardonnay
飲んだ日 2024/1/4
参考価格 \4620
購入価格 \1662(鬼コスパセット
購入元 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天)
品種 シャルドネ 100%
タイプ
分類 がつんと濃厚系
度数 14%
インポーター 株式会社都光
生産者 アルダリン
生産地 南アフリカ>ステレンポッシュ

飲みごたえあり!南アシャルドネ
シトラスハニーサックルそして素晴らしいミネラリティに続いて、ほのかにバニラとクリーミーなテクスチャーが感じられます。シュール・リーによる複雑味とフレンチオーク樽での熟成によってこのエレガントさが生み出されています。ブドウは十分な熟度に達した時点で摘まれ、除梗とプレスが行われます。48時間10度に保たれたフレンチオーク樽で醸しを行います。新樽35%、残りの65%をステンレスタンクで発酵。9か月後、ブレンドとボトリングが行われます。ジルベール&ガイヤール 金賞(2017)、Top100南アフリカワイン ダブルゴールド受賞

テイスティング

むあっと広がる甘い香り。樽香が前面に出ていて、香りからしてリッチで濃厚。 典型的な樽熟シャルドネ

昨日の甲州とは正反対。繊細とは真逆で、派手なタイプ。集めの化粧を施した声の大きい人のよう。

グラスからむんむんとあふれ出す甘い香り。少しだけ酸の要素もあって、ベリーをちりばめたナマクリームケーキをみたい。

味も香りと一致。甘い!はっきりと樽を感じ取れる。樽由来の香ばしい甘味と、舌の上で転がすと感じる辛口。 こってりぽってりと重いワイン。

それなりに酸味もある。柔らかい酸。酸がないとただただ甘くてもたれそうなところ、適度に味を引き締めてくれている重要なファクター。

舌先では甘味や辛口、舌の中腹では柔らかい酸味を感じられる。 グラデーションがあって楽しい。液体を多めに口に含んで、ゆっくりと転がしながら味わいたい。

余韻もしっかりと爪痕を残す。ラムレーズンのクリーム酸度のような、っずっしりとした後味。 度数が高いこともあってか、少量でもかなりの満足感。

香りについて

  • 甘い樽香
  • ナマクリーム
  • 刻んだベリーがたっぷりはいったショートケーキ

味の要素

  • 濃厚なナマクリーム
  • バニラ
  • バター
  • ずっしりとした香ばしい辛口
  • 砂糖漬けのベリー

今日のペアリング

クリームシチューとともに。やはり、濃厚なシャルドネには濃厚な料理を。クリームシチューのなめらかなコクと、樽熟シャルドネのリッチなテイストが良くあっている。

デザートに食べたリンゴとの相性は最悪だった。リンゴのフレッシュさにワインが負けてしまう。しかも組み合わせるとワインの味が変色しておいしくない。 この組み合わせはバッドペアリングだったようだ。

評価

  • 絶対評価:6/10
  • 相対評価:C
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価で購入しても満足できるクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン

味的には文句なし。わかりやすい味で、好みのタイプ。

なので定価4600円はちょっと高いかな。5000円近くだしてこのワインを買おうとは思わない。定価3000円くらいなら文句なしのクオリティ。という意味でCランク。