本日は、在庫最後のペットナット。定価3960円の庶民の取っ手は高級ワインということで楽しみにしていた。特価50%offセールで入手したんだけど…。
ワイン情報
項目 | 説明 |
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ワイン名 | ルビー ソーホー 2020ヤン マティアス クライン |
Ruby Soho Petillant Naturel Jan Matthias Klein | |
飲んだ日 | 2024/2/16 |
参考価格 | \3960 |
購入価格 | \1980(特価50%offセール) |
購入元 | 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天) |
品種 | レゲント、ピノ・ノワール |
タイプ | スパークリング |
分類 | 酸の効いたエレガント系 |
生産者 | ヤン・マティアス・クライン |
生産地 | ドイツ>モーゼル |
感想
甘酸っぱいベリー系。控えめにはなやか。
上品でリラックスできる香りなので、夜ゆったりしたBTMをかけながらや、アサヒを浴びながらのアサスパなんかとても気分上がるよ。
今回は一気に飲み切れなかったのでその両方を実行。休日土曜日の朝スパ。これに勝る幸せはないと断言できる。
気分は意識高い系。徐々に温度があがっていき、香りがたってくるのをじっくりと楽しむ。ゆとりのある朝活。
さて、たっぷり香りを楽しむ儀式が終わったら、ゆっくり味わっていく。
1日目の夜は、印象うすくてよくある泡だな、定価4000円は高すぎだなあという低評価だった。のだけど、二日目、朝スパで衝撃。
まず、泡が抜けていない。しっかりときめ細かい炭酸が溶け込んでいて舌がびりびりする。正直ペットナットの二日目は炭酸抜けてるだろうなって思っていた((なのではやめに飲もうと思って朝スパしたんだけど)。期待以上に炭酸が残っていて高評価。
味の要素はピノっぽいきれいな酸味。生ビールのような泡立ちを楽しめる。少しえぶみがあることで、酸とのバランスがとれている。
そして二日目にもっとも驚いたのが余韻。最初は酸の余韻がここちよく広がりこれはよくあること。5~10秒後に、ふつふつ煮え立つビール酵母の泡やイースト発酵の香ばしさが喉奥から鼻孔に上がってくる。
舌に残った生ビールのような泡立ちとともに、まるで余韻は生ビールの最初の一口(それも泡まみれでエビスビールのように味の濃いやつ)をほ奪っているかのよう。ここまで余韻を楽しめるワインははじめてだ。
このワイン、食事と合わせるとワインのポテンシャルがかすんでしまう。食前酒として味わうか、おやつや朝スパでちょっとした軽いおつまみと一緒に楽しむか。
ペアリング
1日目はサツマイモととキャベツのバター鍋。醤油ベースの寄せ鍋で、具はサツマイモ・キャベツ・鶏肉。煮立ったらバターをひとかけ投入して弱火でじっくり味をしみこませる。最後にブラックペッパー。
具にバターがしみこんで、サツマイモの甘味も相まって濃厚な仕上がりに。ボリュームもあって満足感の料理。ただ、料理がメインになってしまい、ワインのほうは凡庸と感じてしまう結果に。1000円後半くらいなら納得だななんて思ってた。
二日目、朝スパ。ワインは食事と合わせてなんぼという思いにとらわれていたけど、このワインは単体で飲んでこそそのよさがわかる。定価4000円はそれでも高いけど、3000円以上のクオリティだなと感じた。
繊細なワインなので、合わせるなら軽めのおつまみ。ということで、昨晩に仕込んでおいたポンカンのコンポートをチョイス。白ワイン・はちみつ・シナモンを煮立たせ、ポンカンを弱火で5分煮て、冷蔵庫で寝かせる。シナモン薫贅沢なデザートに。はちみつのおかげでビターなコクが加わり意識高い味に。ワインの邪魔をしない繊細系なのでペアリング成立。
評価
朝スパはいい。ワインの香り・味が鮮明に感じる。2杯のワインを1時間半かけて楽しんだ。