鍋とペットナット。よく見ている庶民のワイン研研究所でおすすめされていた組み合わせ。
その組み合わせを試す機会がやってきた。今回は、寄せ鍋とペットナットのロゼ。
ワイン情報
項目 | 説明 |
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ワイン名 | ロック アンビュル ペティアン ナチュレ 2021 |
Roc ‘Ambulle Petillant Naturel | |
飲んだ日 | 2024/1/6 |
参考価格 | \2280 |
購入元 | 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天) |
品種 | ネグレット 100% |
タイプ | ロゼスパークリング |
分類 | 軽やか甘口系 |
度数 | 9.5% |
インポーター | 株式会社稲葉 |
生産者 | ドメーヌ ル ロック |
生産地 | フランス>南西地方 |
このエリアの土着品種、ネグレット100%で造られるペティアン ナチュレルです。畑の土壌は、礫質とこの地方特有のブルベーヌ(小石、砂利、砂、シルトを含む土壌)が混ざっています。葡萄が完熟する少し手前(8月の最終週)で収穫することで酸を保ち、アルコール度数を低くしています。収穫した葡萄は除梗した後、直接圧搾し、SO2を添加せずにステンレスタンクに入れます。発酵は葡萄の果皮についている天然酵母を使い、18度で約3週間行います。発酵の途中、残糖が20~30gになった時点で温度を3度に下げます。軽くフィルターをかけ、酵母の働きを止めます。その後、ボトルに移します。冬の間にボトルの中で再度発酵が始まり、二酸化炭素が発生し、おだやかな発泡ワインが出来ます。ザクロや小さな赤い果実を思わせる香り高いアロマが広がります。エレガントで繊細な泡がたいへん心地よいワインです。年間生産量は約1万本です。
感想
ペットナットは王冠型で、ソムリエナイフで栓抜きしてあけるタイプ。吹きこぼれやすいと聞いていたので、冷蔵庫できんきんに冷やして。 蓋が勢いよく飛び…セーフ。吹きこぼれなかった。
泡がささやかながらきめ細かく、最初グラスについだ時あふれそうになった。 泡立ちが感じられる。口の中で転がすと、ビールのように泡立ちが感じられる。
味わいはカジュアルなタイプながら、やや複雑。イチゴミルクのようでもあり、ハッカのような辛い要素もあり。そしてけっこう苦みもある。シンプルかと思えば、いろいろな要素がある。
イメージとしては、コノスル スパークリングロゼを立体的にした感じ。単に甘い、ソフトだけではなくて、甘味・辛味・酸味・苦みそれぞれの要素が存在している。
個人的にはけっこう甘い。料理とのペアリングはものを選びそう。べたつきまではいかないけど、口に含んだ瞬間、それこそ練乳イチゴミルクのような甘酸っぱさを感じる。
優しくて繊細な味。ぺろっと飲み切ってしまう。個人的には…物足りない。もう少し飲みごたえ、濃厚さ、複雑性、などがあれば満足できそう。度数が低いからかも、飲み足りないのは。
なんかロゼスパークリングってどれも同じような味がする。コノスルのロゼもフレシネのロゼも、今日のペットナットのロゼも、けっこう甘くてちょっとだけ酸味のあるカジュアルタイプ。たまたま同じタイプなんだろうけど。
香りの要素
- 鼻をすうっと通り抜けるシトラス
- ドロップ飴
- イチゴハイチュウ
味の要素
- イチゴミルク
- ささやかな泡立ち
- ハッカ
- 独特な苦み
- ときどき蜜っぽい
- 余韻にかすかなビールのような苦み
今日のペアリング
ということで今日の料理は寄せ鍋。醤油ベースの優しい味に、ペットナットのやや甘くて繊細な風味。なるほどなかなかいいな。欲を言うなら、もう少し辛口だったらもっと合わせやすかったかも。
もしくは、キムチ鍋と合わせるのもいがいといいのでは?辛さを甘さが中和してくれるような気がする。
評価
2000円ワインって身構えて飲むと、正直肩透かしを食らう。物足りない。
前回前々回と、5000円ワインを連続で飲んだので舌が肥えてしまっているせいかもしれないな。