心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

オーストラリアのピノ・グリージョ

エノテカ人気10本バラエティセットにはいっていたオーストラリアのニュー・サウス・フェールズ州のピノ・グリージョ。

今日はこれをタラ鍋とペアリングさせてみる。

ところでピノ・グリージョは、ピノ・グリのシノニムらしい。フランスではピノ・グリ、イタリアではピノ・グリージョと呼ばれている。

どちらかというとアロマティックな品種で、アルザス地方でよく作られている。リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ、そしてピノ・グリ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 ピーツ・ピュア ピノ・グリージョ 2023
Pete's Pure Pinot Grigio
飲んだ日 2024/2/11
購入価格 \1000(エノテカ売れ筋No.1!厳選バラエティー10本セット
参考価格 \1430
購入元 エノテカ楽天市場店
品種 ピノ・グリージョ、シャルドネ、コロンバール
タイプ 辛口白
分類 魅惑のフルーツ系
度数 12.5%
インポーター エノテカ
生産者 ピーツ・ピュア / エノテカの特集ページ
生産地 オーストラリア>ニュー・サウス・ウェールズ

明るく透明感のあるレモンイエローの色調。青リンゴやレモン、洋ナシなどのアロマにスイカズラ、ハチミツのニュアンスが立ち上ります。口に含むとすっきりと爽やかな果実味に柔らかい酸が重なる、ドライなスタイル。ナッツや白い花を纏った余韻が続く、優しい味わいの1本です。

こちらはピノ・グリージョを中心に、シャルドネ・コロンバールの3種で造られる白ワイン。ブドウ樹の樹齢は15~20年で、夏季の温暖で豊富な日照により、果実の味わいを豊かにする土地で収穫されます。ブドウは温度管理されたステンレスタンクにて発酵され、清澄には動物由来の成分を不使用。そうして造られるワインは、瑞々しい果実のアロマと甘やかなニュアンスが魅力の、優しい味わいです。

感想

アロマティック品種だけあって香りが強い。ベースはベリー系だけど、鼻をつんと刺激するような少し赤ワインっぽさも。ボディを感じさせる。

口に含むとやはりなかなかボディがあつめ。とろみのある液体。アタックはぽってりした印象。

味わいはややドライ。乾いた酸味と舌がぴりぴりする辛口。鼻を抜けるえぶみの要素もあって、これロゼワインでは?と感じた。

余韻にミネラル感や苦みがある。喉が渇くな。余韻は長めで、ずっと舌に残ってる。

最初から最後まで濃くてしっかりしているので、肉料理や味付けの濃い濃厚な食事と合わせるとよさそう。繊細な和食やすっきりフレッシュな料理だとワインが勝ってしまって食事の邪魔をしそうだ。

このワイン、コノスル ビシクレタ ピノ・ノワール ロゼに似ているなと思った。

ペアリング

タラ鍋と一緒に飲んだところ、これはバッドペアリング。魚の生臭さが引き出されてしまい、ワインと合わせるとおいしくない。ピノ・グリージョは繊細な料理とは合わないのかもしれない。

白身魚や青魚はおそらく生臭さが引き出されてしまう。赤身の魚や肉と合わせるのが良いのではないか。もしくは濃い味付けをした料理。

ということで二日目はマスカルポーネ豆腐。豆腐にマスカルポーネチーズを混ぜ込み、塩とオリーブオイルを垂らした料理。濃厚でとてもおいしい。 やはりこういう濃厚系の料理には合わせやすい。お互い邪魔をしない。

評価

  • 相対評価:1/10
  • 絶対評価:C
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン

定価1430円なら少し割高かなって。1000円以下なら十分納得のクオリティ。あと単純に自分の好みの問題。


【エノテカ公式直営】白ワイン 2023年 ピーツ・ピュア ピノ・グリ—ジョ(スクリューキャップ)/ ピーツ・ピュア オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ 750ml ワイン