心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル ビシクレタシリーズ飲み比べ4 「ソーヴィニヨン・ブラン」

ブドウ品種の個性を知るために、コノスルのビシクレタシリーズを飲み比べて記録していく企画。

4回目はソーヴィニヨン・ブラン

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル ビシクレタ ソーヴィニヨン・ブラン
Cono Sur Bicicleta Sauvignon Blanc
飲んだ日 2023/4/22
価格 \759
品種 ソーヴィニヨン・ブラン100%
タイプ
度数 12.5%
生産者 コノスル
生産地 チリ > セントラル・ヴァレー
製法 50%を手つまみで収穫、ステンレスタンクで8か月

テイスティング

香り

少し甘めのシトラス系の香り。

シトラスの香りの奥に、鼻に抜けるような爽快感のある青い香り。

グレープフルーツのような苦みのある香りも感じる。

スワリングするとグレープフルーツの苦みの香りが表に出てくる。

第1印象はきりっとした酸。

そして、ハーブのような苦みが追いかけ、酸味を整える。

全体的に苦みのテイストが主張している。

グレープフルーツの果肉をほおばったような味わい。

鼻に抜けるようなハーブの余韻。

感想

ソーヴィニヨン・ブランはしばしば草原の香りと例えられる。

たしかに、言われてみれば、香り、味ともにさわやかで、どこか青い雰囲気が草原のようとも思える。

コノスル ビシクレタの白ワインシリーズの中では、個性が強く、余韻がはっきりしていると感じた。

熱いときにっきりっと冷やして飲んだり、和食と合わせたりするとよさそうだ。

今日の食事

シーフード焼うどん

  1. うどんをゆでて水を切る。
  2. フライパンに油をしき、中火で凍ったままシーフードミックスをいためる。
  3. 塩コショウを振り、うどんを投入しなじませる。
  4. 醤油を回し入れてなじませる。
  5. 皿に盛り付け、卵or鰹節を振りかける。

これとてもおいしい。醤油を少し焦がすと香ばしくて幸せ。

和風本格炒めチャーハン

  1. 本格炒めチャーハンをレンジで加熱する。
  2. 海苔、大場をちぎってたっぷりのセル。

冷凍チャーハンの簡単アレンジレシピ。

大場を散らすことで、青い香りが加わって、ソーヴィニヨンブランとぴったり。

野菜のおかかポン酢

  1. 葉野菜、青野菜などを適当な大きさに切る。
  2. おかか、ポン酢をかけてなじませる。

ポン酢をたっぷりかけること。

ソーヴィニヨン・ブランは和食を邪魔せず楽しめる。

グラス実験

ふと思いついて、形状の異なる2つのグラスで、香りや味に変化があるか実験してみた。

Aのグラス

駅面が近い分、香りは強く感じる。

少し甘めのシトラスの果実味の香りを強く感じる。

ただ、スワリングしても、香りに変化がない。

飲んでいくとワインが参加し、香りが変化していくが、Aは常に果実の香りしかしない。

味は、グラスがあついぶん、もったりとした印象。

酸味と果実間がやや分離しているように感じた。

酸味が視聴しすぎて、酸っぱい印象。

温度が上がるごとに、その傾向はより顕著になった。

また、Aはワインの温度の上昇スピードが速かった。

Bのグラス

最初、果実間の香りはAより弱めと感じた。

駅面がAより遠いのもあるだろう。

ただ、スワリングすると、Aとの違いがはっきりでる。

ハーブの香りやグレープフルーツのような苦みのテイストは、Bでしか感じられなかった。

Aと比べて、口当たりがさわやかで、フレッシュ館を感じた。

Aよりもひんやりとしていて、滑らかな口当たり。

酸味と果実間のバランスが取れている。

やはりグラスでけっこう変わるものなんだね。

評価

D(可もなく不可もなく)

青草のようなハーブの個性は好き嫌いがわかれそう。

自分はそこまで好みというわけではないのでこの評価となった。

  • S:最高級な幸せ
  • A:すごくおいしい
  • B:おいしい
  • C:お、いいね
  • D:可もなく不可もなく
  • E:ううん、おいしくない
  • F:二度と飲みたくない