心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

初!ブルゴーニュ

今まで1000円前後のワインばかり飲んできたが、ここで一気に値段をぶっ飛ばして、5000円級のワインを飲んでみようと思う。

銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!さんで、コシュデリの甥が手掛けるブルゴーニュ&グランクリュ&世界ナンバーワンシャンパーニュ入り3本セットを購入した。

5000円のブルゴーニュ、7000円と10000円のシャンパーニュがはいって、50% offの\10,798のセット。 思い切ってぽちってしまった。冒険だ。経験だ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 ブルゴーニュ コート ドール シャルドネ 2019 デボワ マリー
Bourgogne Chardonnay Domaine Desbois Marie
飲んだ日 2023/10/12
参考価格 \4950
購入価格 \3600(3本で\10,798のセット)
購入元 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天)
品種 シャルドネ
タイプ
生産者 [デボワ・マリー]
生産地 フランス>ブルゴーニュ>コート・ド・ボーヌ

テイスティング

ああ、これぞ樽香。力強く重厚な樽の香りがする。

香りの芳香性が今まで飲んできた1000円ワインとはまるで違う。かんきつとかトロピカルフルーツとか、そういうわかりやすいシンプルな香り、ではない。

例えるならバタークリームクッキーかな。香ばしくてほんのり甘くてかぐわしい、食欲を増進させてくれる香りだ。良い。

一口。おおお、辛口だぁ。そして飲みごたえがすごい。重い。濃厚。

なんだろう、今まで飲んできたコノスルとは表現の仕方が全く異なる。

コノスルシリーズは、全体的にどれかひとつの要素が目立っていて、わかりやすい香り・味をしていた。 酸味の主張が強いのか、それともアロマティックで果実味あふれるワインなのか。

一方、このワインは、酸味・甘味がどちらも突出することなく、共存していている感じ。 樽の要素が強めで、そこに酸味と甘味を1:1のバランスでブレンドした感じ。

そしてなにより樽感ね。はっきりとわかりやすく、香ばしく重厚な樽の風味。おいしい。

樽の風味がワインに力強さと厚みを与えている。若干甘味もあるんだけど、果実っていう感じではなくて、適切な表現が思いつかないんだけど、控えめな甘さの和菓子のような。

それから、飲み進めていくと、ビターチョコレートのような苦みも出てきて、ますますがっつりした飲みごたえをプラスしてくる。おいしい。 ビター感出てくると、赤ワインなみの飲みごたえになるね。

二日目になると、イメチェン。 酸の要素が少しつよくなる。酸化が進んだってこと。 バタークリームのようなかぐわしい香りは健在。 レモンバタークッキーみたいになる。

ビター感が弱くなり、若干軽めに。飲みやすくなった。 二日目もおいしかった。

今回はふるさと納税で購入したホタテをバター焼きにしてペアリング。

ホタテバターの濃厚クリーミーと、ブルゴーニュワインの濃厚さが調和してベストマッチ。最高だった。

評価

Aランク

Sにしようか迷った。今までSランク認定したのはひとつだけ。はじめて飲んだシャンパーニュだ。

あのときの感動と比較すると、そこまでの衝撃はなかったかな。シャンパーニュはまたリピートしたいって思ってるけど、このワインはそこまでリピート欲はない。

などと比較した結果Aランクとした。Sランクのハードルたかい。

とはいえ、とても楽しめた。すごく。 濃厚で力強いシャルドネの世界。こんな世界もあるのかと、新たな扉を開くことができた。 ブルゴーニュの白、また飲みたいな。こんどはシャブリとか。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン