wine@さんが主催するインポーター4社のワインが集う特別試飲即売会 #9に酸化してきたので雑に感想をメモ。
wine@さんに来店するのは今回が4回目。 今年の1月に2回、5月に来店した(5月は会員証提示しわすれたので履歴には残ってない)。 ワインが白赤泡それぞれ10タイプくらいに分類わけされていて、どういうタイプが好みなのか知ることができるというシステムが秀逸だ。
今回はwine@さんが開催する試飲即売会に酸化。この手のイベントにははじめて酸化した。
イベント概要
10月16日(月)にwine@会員様限定の特別試飲即売会を開催いたします🎉 レストランのソムリエなど業界関係者向けに行っている試飲会をwine@会員様向けにアレンジした、 毎回人気でチケット完売となるイベント。大好評につき9回目です! 今回はwine@がしたためていた、なかなか飲めないちょっと熟成されている"ちょい熟"ワインや、他オールドヴィンテージのワインもなんと試飲できます✨ ボトル単価で約2,000円〜7,000円のワインを50種類以上、 総額にして約20万円相当のワインを試飲できます!!! もちろん、気に入ったワインは当日お買い上げいただくことも可能です。 好みのワインを見つけられる貴重なこの機会を、ぜひお見逃しなく!
【参加インポーター】
\2000のチケットでこれだけのワインをの比べできるのはすごく魅力的だ。 メールレターでイベントの存在を知ったとき、アドレナリンが駆け巡って気が付いたら購入うボタンを押していた。
気に入ったワイン
正確には覚えていないがおそらく20種類は飲んだ。その場でメモせずにひたすら脳で記憶しては飲む続けるスタイルでやったので、正確性は保証できない。
白百合醸造 「勝沼甲州」
白百合醸造のフラッグシップ。\3000程度。
一番最初に飲んだため印象にのこっている。 甲州という品種を飲んだのがこれがはじめてだったのだが、香りよし・味よし、自分のストライクゾーンを射貫いてきた。ひとめぼれというやつ。
はなやか系の香り高さがありながらしっかりとした辛口。凛とした酸がある。それでいてじわじわくるうまみが体に染み渡るようだ。
これは和食に合うだろうな。寿司とか茶碗蒸しとか、カキもよさそう。
そもそも日本ワインを飲んだのがこれで2回目と経験値が圧倒的に不足している。 勝沼甲州は、日本ワインいいな、と思わせてくれたワイン。
白百合醸造 「ロリアン 勝沼甲州 シュール・リー 2016」
8年熟成の甲州!\5200。
甲州の樽も飲んでみたかったのだが、樽は今回はないとのこと。代わりにこの8年熟成をおすすめいただいた。
熟成ワインってはじめて飲む。ドライだ。とてもドライ。
辛口やうまみ成分はそのままに、酸味の要素が薄まって緻密になった感じ。飲みごたえがある。これ料理はなにとあわせるといいだろう。
8年熟成で\5000って安くないか?後でゆっくり飲みたいな。
\5000で安いって思える自分が恐ろしい。ワインにはまりはじめた半年前では考えられない価値観の変遷。
今まで\1000~\2000のワインばかり飲んできたけど、先月から経験精神で4000円以上のワインを何本か躊躇なく購入している。
白百合醸造 「ロリアン シャルドネ」
シャルドネをフレンチオーク樽で熟成したコクのあるワイン。\3500程度。
これも別のストライクゾーンにささった。樽由来のコクのある風味。わかりやすくバターのような濃厚な風味を感じる。
しっかりとした酸があって、そこにバターのようなコクが合わさることでリッチ感がある。
今まで飲んできた樽熟成ワインの中で一番おいしいと思った。 樽熟成ワインの経験値もたかくないのだが、印象に残っているのはモンテスアルファ シャルドネとかコノスル20バベルのシャルドネ。 それらと比較すると、ロリアン シャルドネは最もバターのようなコクがあっておいしい。 あとフレンチオーク樽からなのかもしれないけど、自然な樽感。濃厚なんだけど主張しすぎないというか、飽きないというか。
白百合醸造 「ロリアン メルロー樽熟成」
メルローをオーク樽で14か月熟成。\3500程度。
これは特徴的な香りで印象に残ってる。 ピーマンみたいなすっとする緑黄色野菜系の香りがした。ここまではっきり感じたのははじめて。肉料理と合わせたい。
タンニンが穏やかで丸みがあり、樽熟成の赤ワインながらするする飲めそうだなという印象。
白百合醸造 「ロリアン マスカット・ベーリーA樽熟成」
マスカット・ベーリーAを小樽で8か月熟成。\3500程度。
マスカット・ベーリーAという品種をはじめて飲んだ。ソフトキャンディみたいな香りだな、と思った。 香りに反して味はパンチがきいている。さっきのメルロー樽熟成より渋みが強い。ブラックペッパーのようなスパイス感があります、ってせつめいをうけたんだけど、ブラックペッパー感は正直わからず。 でもスパイス感っていうのは言われればたあしかにそうね。
サザンクロス 「インヴィーヴォ スパークリング ソーヴィニヨンブラン」
爽やかな草原の香りはじけるソーヴィニヨンの泡。\2500程度。
コノスルのソーヴィニヨンブランを飲んで、この品種好みじゃないな、って思ったのだった。が、NZのソーヴィニヨンブランが気になったので試飲してみた。NZといえばソーヴィニヨンブランとピノノワールというイメージ。
これまたNZのワインを飲むのははじめて。そしてああ、おいしいかも。
ソーヴィニヨンブランの品種特性である青草っぽい香りはしっかり感じる。 味も自分が知っているソーヴィニヨンブランと一致。さわやか。。
スパークリングになることで爽快感がプラスして、まさに爽やかな草原の香りはじけるソーヴィニヨンブラン。 泡はそれなりに飲んできたけど、ソーヴィニヨンブランの泡ははじめてだ。これはこれでわかりやすくとっつきやすい。なにより、アロマティック品種だけあって鼻を少し近づけるだけで、ソーヴィニヨンブランってわかる、わかりやすい。
コノスルでソーヴィニヨンブラン苦手品種って結論付けたんだけど、見直さねばなるまい。NZのソーヴィニヨンブランがおいしいのか、はたまた2000円をこえてくるクラスだからおいしいと感じるのか(コノスルは1000円)、はたまた泡だからおいしいのか。確かめなければ。 この泡ボトルで購入したので後日しっかり味わってみよう。
サザンクロス 「インヴィーヴォ セントラルオタゴ ピノノワール」
\4000程度。
ピノノワールってコノスルの1000円ピノしか飲んだことなくて。なのでピノノワールの品種特性をいまだつかめてない。旧世界と新世界で方向性が違うとも聞いている。 NZは新世界なので、力強いピノノワールでよいのかな?
さてうる覚えだが、カベルネのような筋肉質なワインとは方向性が異なり、シルキーでソフトな印象。赤ワインの経験値が不足していて、どういう赤が好みなのかわからない状態。このワイン飲んで、筋肉いs津な重工系より、華やか系が好みなのかもしれないと思った。
反省点
この手の試飲イベントに酸化するのが初めてで、大きな失敗をおかした。
前半戦でアロマティック品種を飲んでしまったこと。これにより、それ以降、グラスにアロマティック品種の香りが残り続け、他のワインがすべてアロマティック品種に染まってしまった。
今回でいうと最初のほうにNZのソーヴィニヨンブランを飲んでしまったがために、以後どのワインもソーヴィニヨンブランライクになって、香りや味の判別が難しくなった。
後半戦でフィラディスやミルグランのワインも飲んだが、印象に残っていないのはそのためだ。NZのソーヴィニヨンブランは一番最後にするべきだった。
という反省ありつつ、後半戦単純にそれなりに酔がまわったので、香り・味の違いを感じ取れなくなっていた。 とくに赤ワインの違いがほとんどわからない。どれも同じに感じる。 酔っていない正常なときにゆっくり味わいたいな。
まとめ
試飲即売会、いろいろなワインが飲めて最高。 日本ワインもいいね。
購入したので後日ゆっくり飲む:
- 白百合醸造 ロリアン 勝沼甲州 シュール・リー 2016 \5230
- 白百合醸造 ロリアン シャルドネ \3660
- サザンクロス インヴィーヴォ スパークリング ソーヴィニヨンブラン \2580