心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル オーガニック ピノノワール

なんと3日連続で別のワインを飲むという前代未聞の消費量。順調に沼にはまってきている。 さて、最後のピノノワールを飲んでいこう。

オーガニックのピノノワール。レゼルバとビシクレタの違いを考えながら飲んでいく。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル オーガニック ピノ・ノワール
Cono Sur Organic Pinot Noir
飲んだ日 2023/10/29
参考価格 \1393
購入価格 \1080
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 ピノノワール100%
タイプ
度数 14%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ
製法 エコサート認定の有機栽培葡萄を100%使用。
50%を10か月樽熟成、50%を12か月ステンレスタンクで熟成。

感想

最初の印象

スクリューキャップを回すと、ん?昨日飲んだのとはまた違う香り。 赤系果実の中に、少しスモーキー?なニュアンス。

レゼルバはかろやかチャーミングな赤系果実だったが、オーガニックは少しとがった赤系果実。 鼻をつんと刺激するような。 香りの芳香性はビシクレタと似ている。

一口飲んでみると、酸っぱい!酸味が強い。

ううん…これは飲み飽きそうだなぁ。酸味、酸味、酸味…。 たぶんね、酸味の要素が突出していて、ほかのようさが弱い。だから相対的にただ酸っぱいワインみたいに感じてしまう。

タンニンの渋みも若干あるんだけど、それ以上に酸味が打ち勝っている。 ビシクレタより酸っぱく、ビシクレタより渋みが少ないといったところ。 すっぱいワインがお好きならよさそう。

同じ金額出すなら圧倒的にレゼルバだなぁ…。 飲み比べたからこそはっきり違いがわかる。好みがわかる。

時間をおいて再度飲んでみる

ん?おいしいな。香りの印象は同じ。 味は、酸味以外の要素も感じられるようになってしみじみおいしいっていう感じ。

酸味の後に、やや辛口が広がり、最後に若干の塩味が感じ取れる。 ミネラル感というのかな。すっぱいと思ったら最後に塩辛い風味を残して消えていくみたいな。

この余韻がなかなか良い。和食とあった。 ナス焼きとベストマッチング。 ナス焼きの酸味とピノの酸味が共鳴し、ナス焼きの甘味とピノの塩味が足りない部分を補い合うみたいな。

やっぱり渋みはほとんどない。ビシクレタはしりしり感を感じたけど、オーガニックピノはほぼ感じない。 これ本当に赤ワイン?って思うくらい。

オーガニックピノ、いいね。優しい味わい。

なんで最初の印象とこんなに違うんだろう。 推測するに理由は2つ。

ひとつめ、体調の問題。そのときのコンディションによって感じ方は異なる。 この週末連続で3本もあけていたから(これははじめてのこと)、体がアルコール分解を終えてなくて拒絶していた説。

ふたつめ、ゆるやかな酸化によっておいしくなった説。 でもスクリューキャップだしなぁ。どっちかっていうとひとつめの説が有力。

評価

Cランク

ピノノワールってしみじみおいしい。赤ワインあまり得意じゃないっていうイメージあったけど、ピノノワールはいいね。 かろやかだから料理とも合わせやすい。

これでピノノワールを3本飲み比べた。 レゼルバ>>>オーガニック>ビシクレタ。こんな感じ。

オーガニックのシャルドネも前飲んだけど、オーガニックなら断然ピノノワールがおいしい。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン