心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 20バレルシリーズ飲み比べ シャルドネ

コノスル 20バレルシリーズを飲み比べようと思って、6本セットを購入したのが去年の12月。

すぐ飲むつもりが、鬼コスパセットをはじめ、セールに踊らされてワインを追加購入してしまって。なんと3か月も冷暗所で風韻されていた。

残りは3本。シャルドネ、メルロ、シラー。個人的にはシャルドネを一番楽しみにしていた。

先週飲んだインドミタ デュエット・プレミアム シャルドネ 2021と比較しながら、コノスルの上級シリーズのお手並みを拝見。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル シャルドネ 20バレル リミテッド・エディション
Cono Sur Chardonnay 20 Barrels Limited Edition
飲んだ日 2024/3/16
参考価格 \2500
購入価格 \1967(選べる「コノスル」 20バレルシリーズ 6本セット
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 シャルドネ
タイプ 辛口白
分類 ガツンと濃厚系
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>カサブランカ・ヴァレー
製法 80%をフレンチオーク樽で、20%をコンクリート製のエッグタンクにて8ヶ月熟成。

感想

香りからしっかり樽感を感じられる。少しあまいバタークリーム、バニラのニュアンス。それにかんきつ系のすっきりした酸の要素もあるな。

一口飲むと驚く。かなり好みだ。コノスル最高!

アタックはけっこうシャープ。酸がつよくレモンみたい。そこに、バターのようなぽコク、樽由来の辛口、泡立てたクリームのようななめらかでぽってりした舌ざわりが重なる。

さらに、けっこう辛口なところも好ポイント。舌がぴりぴりする。樽熟成って甘くなりがちだけど、しっかり辛口なので飲み疲れない。甘さでもたれない。

レモンクリームバターサンド。レモンクリームバター・ラムレーズンクッキー。

ボディあつめ。ふくよかでありながらクリーンな酸とかんきつ系の果実感がしっかり主張していることで、飲み飽きない。味が単調にならない。

下の上で転がすと少し粘性のあるミネラル要素。塩味があって、アフターにその余韻が残る。

20バレルのシャルドネ、一番楽しみにしていたけど、想像を超えてきた。すごい自分好み。コノスルやっぱりすごいよ。

インドミタのシャルドネと同じ樽熟成タイプではあるが、あきらかに違うな。インドミタはシンプル。樽熟成こってりで、甘味のあるタイプ。コノスルは樽熟成のこってり感に加えて、酸・ミネラル・辛口と、複数の要素が複雑に重なっている。

個人的にはコノスルの勝利だ。コノスルのほうが少し高いけど、それ以上の満足感をもたらしてくれる。

インドミタ デュエット・プレミアム シャルドネコスパが高くておいしかった。けど、コノスル 20バレル シャルドネはそれを超えてくる。庶民価格は少しオーバーするけど、絶対においしいワインを飲みたいというときに、外しようがない選択肢。

それなりにワインを飲んできたけど、評価がたかいワインって、単体でも楽しめる。レストランのコース料理みたいに、ワインだけで飽きさせずに楽しめるか。そういうワインは価格が高いけれど、レストランのコース料理が5000円以上はしてくることを考えると、けして高すぎることはないよね。

コノスル 20バレル シャルドネは、単体で楽しめるワイン。それに値段が3000円以下と申し分ないコストパフォーマンス。

ペアリング

1日目は和風バター醤油パスタ。冷蔵庫に肉も魚もなかったので、ありあわせの野菜でパスタに。

樽熟成シャルドネとペアリングするには、料理もバターやクリーム系がベター。

ということで、味付けはバターと醤油。コクのあるぽってり系のワインと合わせるには、食材の触感も合わせるのがベター。ブロッコリー・カリフラワー・アボカドをチョイス。冷凍庫で眠っていた野菜たちを有効活用。ついでに、この前作ったおでんの副産物である、大根の皮と葉を刻んで豆乳。

予想通り、ペアリング成立。というかこれはベストパートナー。マリアージュ成立。同調のマリアージュ

二日目は鶏もも肉のムニエル。インドミタのときも作ったが、やはり樽熟成シャルドネにはムニエルがかかせない。魚もいいけど鶏肉はボリュームがあっていい。

鶏もも肉300Gを一気に使用。1日1食なので、多めの鶏肉で腹ごしらえ。

皮麺を下にして、オリーブオイルでじっくり焼き、小麦粉がかたまってぱりぱりになったらひっくり返す。ここでバターを投入。溶けたバターをすくって皮麺にもかけながらじっくり焼き上げる。

最後に、食パンを鶏肉の下に滑り込ませ、1分程度焼く。バターと鶏肉の油がしみこんで絶品のムニエルトーストが出来上がる。

文句のつけようがないベストマリアージュ。モモ肉でやると、バターを吸った油がじわっとして、ワインととてもあう。バターがしみこんだこんがりトーストも、樽熟成シャルドネと非常に高愛称。

評価

  • 絶対評価:8/10
  • 相対評価:Sランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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おでんと日本酒

週に1.5L。ボトル2本までお酒を飲んでいいということにしている。

体への負担と経済的な負担を考慮して、今の自分にはこれくらいあ適正だろうと思っている。

なおかつ、ボトルは2日以上かけて飲むこと。ただし泡は例外。泡が抜ける前に楽しみたいので。

ということで。マイルールで制限をかけているからこそ、毎週今週はなにを飲もうか、どんな料理と合わせようか吟味するのが楽しみなのである。

今週もどんなワインと合わせようか考えていたのだが、おでんを作ってしまったので、ワインより日本酒が飲みたい気分になり。

おでんにはやはり日本酒。幅広い料理に無難に合わせられるスパークリングワインという選択肢もあったけど、やはりここは日本酒で。

日本酒情報

彩り豊かな北の大地で育まれた青森県産「まっしぐら」を清冽な奥入瀬川水系で仕込んだ、品の良い芳香となめらかな口当たりが楽しめる純米大吟醸です。

感想

日本酒のことは正直よくわからないけど、これはおいしいな。

アタックは甘め。口当たりなめらか。うまみが広がり、最後にやや辛口で占める。

甘い日本酒が嫌いで。日本酒は辛口が好み。ただ、日本酒のことがわからなすぎて、どれを選べば辛口なのかわからない。

酒屋の店主に辛口のおすすめはって聞いて選んでも、飲んでみると想像以上に甘いなんてことも多々ある。

という意味では、今回の日本酒は普通に甘いけど、ただ甘い日本酒ではなくて、アフターに辛口のニュアンスがあるので及第点。1000円以下で買えるので、コストパフォーマンスも悪くない。

おおでんとの相性は最高。やすまるだしの和風だしで煮込んだ野菜たち。鰹節の風味が薫おでんは、うまみのある日本酒と相乗効果をもたらす。

評価

  • 絶対評価:2/10
  • 相対評価:Aランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン

お手本的な樽熟シャルドネ

今年2本目の樽熟シャルドネ。樽熟シャルドネ好きなので期待が高まる。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 インドミタ デュエット・プレミアム シャルドネ 2021
DUETTE INDOMITA PREMIUM CHARDONNAY
飲んだ日 2024/3/9
参考価格 \2178
購入価格 \1940(インドミタ デュエット・プレミアム 3本セット
購入元 お酒の専門店 リカマン楽天市場店
品種 シャルドネ
タイプ 辛口白
分類 ガツンと濃厚系
インポーター 株式会社都光
生産者 インドミタ
生産地 チリ>カサブランカ・ヴァレー

感想

コルクに樽香がしっかりしみこんでいて、これはかなり期待できそうだ。樽熟シャルドネ、好きなので。

期待通り、リッチな樽香。バター・ナマクリーム・マーガリン。こってりぽってりとした濃厚な香り。

鼻をグラスに少し近づけるだけではっきり感じられる香り高さ。バターサンド、バタートーストのような芳醇な香りは、食欲を刺激する。

一口飲んでみると、これこれ。典型的なお手本のような樽ドネ。香ばしい風味が飛び込んでくる。舌の端がぴりぴりとする感覚と、あつみのあるボディ。滑らかでまろやかな舌触りと、バタークリームのようなコク。

香ばしくて少し甘い。辛口なんだけどリッチな甘味がある。甘いけれど少し酸味があって、甘さを中和してバランスをとってくれる。酸味がないと、単調になって飽きるからね。適度な酸味は重要なファクター。

やはり樽ドネ好みだなぁ。こういうシャルドネをたくさん飲みたい。

前回飲んだ樽ドネは、1月のアルダリン シャルドネ

インドミタ デュエット・プレミアム シャルドネも、方向性は同じがつんと濃厚系タイプ。インドミタが2000円ちょっとで、アルダリンが4600円なので、コスパではインドミタの圧勝。実際香りも味も文句なしのクオリティだし。

ペアリング

樽ドネには濃厚系を。ということでカルボナーラ

大き目にカットした鶏肉をごろごろいれて。ベーコンより鶏肉のほうが食べ応えあっていい。鶏肉にクリームソースが絡んで絶品。

これは同調のマリアージュ。お互いリッチで濃厚なので、合わないわけがない。1+1=3という数式が成り立つ。

クリームソースに樽ドネが合わさると、コクが増してワンランク上のパスタに昇格する。鶏肉は味が引き締まるし、食べ続けると単調で飽きてくるクリームソースは、適度な甘味要素が加わって味チェンにもなる。

二日目は鶏肉のムニエル。鮭もいいけど、鶏肉のほうがボリュームあるし、昨日の残りがあるしということで。

ムニエルには付け合わせのピーマンと玉ねぎがかかせない。皮を下にして、付け合わせ野菜と一緒にオリーブオイルで焼き目がつくまで焼き上げる。裏返したら、ここでバターを鶏肉の身にかぶせるように溶かし入れる。

これもなかなかのマリアージュ。ムニエルもワインもバターの風味があるので合わないわけがない。同調のマリアージュ

ムニエルを作ったフライパンで、食パンを焼く。残ったバターがしみこむように、フライ返しで抑えながら両面を1分程度焼き上げる。

食パンってトーストしても、それ単体だとワインと会わない。でも、チーズ・オリーブオイル・バターなどを加えるだけで、ワインとの相性が良くなる。バターのしみこんだトーストと、ムニエル、こってり系のシャルドネ。すごく幸福。

評価

  • 絶対評価:7/10
  • 相対評価:Sランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン

約束された樽ドネを飲みたければ、インドミタ デュエット・プレミアム シャルドネで間違いなし。


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渋くて酸っぱい赤はお好み焼きと合わせる

1月に購入したエノテカパーティーバラエティパックの中から、ボルドーワインをチョイス。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 シャトー・ジレ・ルージュ 2020
CH.GILLET ROUGE
飲んだ日 2024/3/6
参考価格 \1760
購入価格 \1000(エノテカ売れ筋No.1!厳選バラエティー10本セット
購入元 エノテカ楽天市場店
品種 メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フラン
タイプ
分類 がっしり骨太系
インポーター エノテカ
生産者 シャトー・ジレ
生産地 フランス>ボルドー

感想

これ苦手なタイプのワインだ。野生的で個性的。とっつきにくくて、人を選ぶタイプ。

香りがもう野性的。ケモノっぽい。博物館に展示されているような、キツネやクマの皮っぽい独特な獣匂。

果実感はあまり感じられない。獣、皮。鼻をつんと刺激する。どこか緑色の植物っぽいニュアンスもある。

これね、コノスル マルベック ビシクレタと似ている。ひさびさに獣っぽいワインとご対面。やっぱり苦手だわ。

一口飲んでみると、想像以上の辛口に驚く。からい、というか重い。びりびりとした辛口。そして冷え切ったインスタントコーヒーの残りのようなとげとげした酸味。

二日目、三日目になると、徐々に角が取れてきて丸くなってきた。最初に感じた獣感はなくなり、カシス系の果実要素も少し出てきた。パン粉っぽいニュアンスもある。

3日目になるとだいぶ飲みやすくなるものの、デイリークラスのワインはすぐにおいしくいただきたいよなあと思う。飲みやすいといっても、自分は渋くて酸っぱくて重いずっしりがっしりタイプが苦手なので、ワイン単体で飲むとかなりつらかった。

食事と合わせてなんぼな🍷だろう。ワインの主張が激しいので、食事のほうもそれに負けない味の濃い料理で、ばちばちワインと対抗させないと。

ペアリング

濃厚な料理なら良いかなと思って1日目と二日目は牛筋煮込みカレーで勝負。しかしいまいちだった。柔らかくて油ののった牛筋はとてもおいしいんだけど、ワインのほうが主張が強くて負けてしまう。牛筋ならまだしも、カレーの部分は完全にワインにかき消される。カレー食べてるのに、ワインの渋みや酸味で台無しになってしまう。

ということで三日目はお好み焼き。これはよかった。ソース・マヨをたっぷりかけたお好み焼き。味が濃いので、ワインと十分対抗できた。単体だと渋くて酸っぱいが、濃いソースと絡まることで柔らかくなりするすると飲める。ソースに甘味があるので、五味の保管としても機能している。中和と保管のマリアージュ的な。

単体だとなかなか進まなかったワインだけど、お好み焼きと合わせるといつのまにか3杯飲んでいたので驚き。料理と合わせることで、苦手なワインが無難なワインくらいにランクアップ。なお、お好み焼きを食べきった瞬間、魔法が解けてしまうので注意。

ちなみに西友みなさまのお墨付き 具材の旨味がぎっしり お好み焼にした。作ろうかとも思ったけど、ミニマリストなので調味料を厳選していて。ソースがない。マヨがない。小麦粉もない。鰹節や青のりも当然ない。ないものが多すぎて、お好み焼きのためにこれらを買うのは馬鹿らしい。よって調味料が付属している冷凍お好み焼きにした。

評価

  • 絶対評価:0/10
  • 相対評価:Eランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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温度たかめで飲みたい温暖地域のシャルドネ

タカムラワインの在庫一掃白ワインセット。1本あたり663円だと、カジュアルに飲めていいね。

今回はラベルを見ず、事前情報なしで飲んでみた。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 パシオン ブラヴァ シャルドネ 2021
Pasion Brava Chardonnay
飲んだ日 2024/3/3
参考価格 \880
購入価格 \663(在庫一掃 訳あり 6本 白ワイン セット!
購入元 タカムラワインハウス
品種 シャルドネ
タイプ 辛口白
分類 ガツンと濃厚系
インポーター タカムラ株式会社
生産者 ビルヘン デ ラス ビニャス
生産地 スペイン

牛が踊っているような、サーカスや闘牛を思わせるラベルが可愛いらしい〈パシオン ブラヴァ〉シリーズ。

実は、このワイナリーは現代美術館や民族博物館を併設していて、アートや伝統を結び付けて、そのエッセンスをワイン造りに注いでいるのだとか!

そんな興味深い取り組みが評価されたのか、2016年になんと…

◆「スペイン国王夫妻が、ご訪問!」

ワイナリーのある〈ラ・マンチャ〉は、日照時間は年間3000時間超え、寒暖差が大きく、降水量も少ない大陸性気候で、砂質と石灰質土壌という恵まれた産地!

そんな太陽の恵みをたっぷり受け取った、凝縮したブドウから出来上がるワインは、どれも果実味溢れるフルーティな味わい♪

まさに、このラベルの牛のように踊りたくなる美味しさです(^o^)V

感想

最初の1杯目は驚くほど香りのないワインだなあって。無臭とはいわないけど、香りが薄すぎて香りをとれない。冷蔵庫で冷えすぎていて香りが完全に閉じて要るっぽかったので、30分放置。

30分後、やはり香りは弱い者の、甘めの果実感がほんのり。トロピカルまではいかないけど、甘めの果実。少なくとも柑橘系ではない。

一口飲むと、やはり甘い。マーマレード的な要素。そして、ぴりっとした辛口。樽?

口に含んだ瞬間、ちょっとだけリースリングっぽいニュアンスを感じた。マーマレードのような粘性のある甘味と、ぴりっとした辛口がそう感じさせるのだろう。

まあでも絶対リースリングではないんだけど。このワインリースリングの特徴である酸味がないし、石油っぽいペトロール香もないし。

良く言えば飲みやすいワイン。悪く言えば、酸がなくて、単調なワイン。おそらく温暖な地域の太陽をしっかり浴びたブドウを使ったワインな気がする。

ということでラベルを見る。シャルドネだった。スペインの。暖かい地域っていうのはあっていたっぽい。シャルドネか…しかも、日照り時間3000時間とで降雨量が少ないという、ブドウ栽培にはかなり恵まれた土地。太陽をたくさん浴びて、果実味たっぷりなんだとか。

なるほど、温暖地域の果実たっぷりタイプってことは、温度をもう少しあげて飲んだほうがよいかもしれないな。冷蔵庫できんきんに冷やしすぎたせいで香りも果実味も閉じてしまっている。

おそらく10度以上まで温度があがると、印象がまたかわってきた。口に含むとまったりした柔らかい口当たりに、バターのようなコクが感じられる。樽熟成?と思うほどコクがある。たぶん樽は使っていなくて、単純に太陽を浴びた果実たっぷりのシャルドネだからボディがあつくなている、ということだと思う。

なんとなく、1月に飲んだアルダリン シャルドネに似ている。それよりはスケールは小さいんだけど、コクがあったり果実要素がたっぷりだったりと類似要素が多い。

評価

  • 絶対評価:2/10
  • 相対評価:Aランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


パシオン ブラヴァ シャルドネ [ 2021 ]ビルヘン デ ラス ビニャス ( 白ワイン )【CP】

ソーヴィニヨン・ブランへの苦手意識を克服

苦手だなと思いつつ、めげずに6回目のソーヴィニヨン・ブラン。今回は、シレーニのセラー・セレクション。

このシリーズはニュージーランドの有名生産者の手掛けるワインということで、ずっと前から気になっていた。Amazonタイムセールでソーヴィニヨン・ブランだけ圧倒的に安くなっていたので購入。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 シレーニ セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン 2022
CELLAR SELECTION SAUVIGNON BLANC
飲んだ日 2024/3/1
参考価格 \2200
購入価格 \1327(Amazonタイムセール祭り)
購入元 Amazon
品種 ソーヴィニヨン・ブラン 100%
タイプ 辛口白
分類 爽やかフルーティ系
インポーター エノテカ
生産者 シレーニ・エステー
生産地 ニュージーランドマールボロ

感想

いかにもソーヴィニヨン・ブラン。穏やかなそよ風がふく草原のようなさわやかさ。

生命力を感じさせる青々しい香り。清涼感のあるハーブ香。シトラス系のクリーンな酸の要素もあり、ミントっぽいニュアンスも。

口に含んでみると、香りのイメージ同様、清涼感のあるハーブ香。シトラス系のクリアな酸、緑の植物を想起させるハーブ香。それに、味を引き締めるミネラルに、飴玉をなめているような少しべたつく(粘性のある)舌ざわりとかすかな甘味。

飲みこむと、ここちよいハーブが鼻孔をくすぐる。これは、お手本のようにいろいろな要素の総合的なバランスのとれたソーヴィニヨン・ブランだなぁ。とてもおいしいです。シレーニ最高!

二日目、トロピカル感が増した気がする。ワインを飲みこんだ後など、ふとしたときにフルーツポンチ感が駆け抜けるときがある。ばななやパイナップルの缶詰などの甘いフルーツトロピカルフルーツの後味。

ファーストインプレッションが悪かったこともあり、ソーヴィニヨン・ブランはあまり好きではない品種だった。

一番最初はワインとのはじめての出会いであるアルパカのソーヴィニヨン・ブラン。口に合わなくて半年以上も冷蔵庫を圧迫していて、最後のほうはただの酸っぱいなにかになっていた。

次はコノスルのビシクレタとレゼルバ。この時も好みじゃないという評価だった。酸っぱくて独特なハーブ香。この2要素のみが突出していてとっつきにくい印象だった。

だがしかし、その次のNZのインヴィーヴォ スパークリングで悪くないなと思い、次のコノスル20バレルでやはり悪くないと思った。そして今回、シレーニでソーヴィニヨン・ブランに目覚めた!

苦手な品種だと思っていたのになぜ覚醒したのだろう。理由は2つある。

ひとつめは、単純接触効果。苦手と思いつつ、6回も飲んだからね。何度も飲むことによって舌が慣れてきて、いつのまにか好感度がUPしていた可能性がある。

もうひとつは値段。1500円以下のデイリーワインと、それ以上の庶民にとって高級な部類のワインの違い。アルパカやコノスルのビシクレタ・レゼルバなどのデイリーワインは、単純に酸味とハーブ香が突出していてとがった印象。20バレルやシレーニなどの高めのワインは、シトラス・トロピカル・飴のような甘味など複数の要素が重なりバランスよくなることで、とっつきやすい印象。酸とハーブ香が主張しすぎないところがポイント。

ペアリング

野菜の在庫一掃を兼ねて、たっぷりニンジンのシーフードペペロンチーノ。ぴりっとした鷹の爪のあとに、きりっとすっきりしたソーヴィニヨン・ブランはなかなか高愛称。濃厚系とすっきり系のコントラスト。

二日目は、キムチ鍋。うまみのある辛さを、きりっとすっきりしたソーヴィニヨン・ブランが引き締めリセットさせてくれる。辛さと爽快感のコントラスト。

評価

  • 絶対評価:5/10
  • 相対評価:Aランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


【エノテカ公式直営】白ワイン 2022年 セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン[スクリューキャップ] / シレーニ・エステーツ ニュージーランド マールボロ 750ml ワイン

コスパのたかいデイリースパークリング

最近飲むワインの単価が上がってきていたので、戒めのために安ワインを。ということでタカムラワインさんの在庫一掃セールセット6本で3980円を購入。白6本、辛口スパークリング6本の合計2セット。ちなみに赤6本セットもあったけど、1000円程度の場合赤は失敗する確率がたかいと思っているので、白と泡のみチョイス。

6本で3980円だけど、定価では7000~8000円のワインがはいっているとのこと。訳アリ品のため、お安くなっているとのこと。

安ワインで経験値を積み重ねるからこそ、高いワインのよさがわかるというもの。人間の欲は際限がない。一度慣れればもっと上のもの、もっともっとと求め続ける。だから意識的に上にいかないようにしないと、経済的に負担になるし、せっかくのワインをなんとなく消費しかねない。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 ロボ ネグロ ブリュット ブランコNV
LOBO Negro Brut Blanco
飲んだ日 2024/2/25
参考価格 \649
購入価格 \663(在庫一掃 訳あり 6本 辛口スパークリング ワイン セット!
購入元 タカムラワインハウス
品種 アイレン 80%
タイプ スパークリング
分類 すっきりフルーティ系
インポーター タカムラ株式会社
生産者 ロボ ネグロ
生産地 スペイン

タカムラ最安値スパークリング!

円安、物価高、増税など、ワイン好きには望まざる状況が続く昨今…(涙)

そこで!

デイリーに飲まれる方も多いスパークリングだけでも何とかできないかと、実績あるスペインの老舗ワイナリーと直接交渉。

何度もテイスティングを繰り返し、食事とも合わせやすく、毎日飲んでも飽きのこないスパークリングを選定しました!

和食から洋食、中華、エスニックまで幅広く楽しめるので、飲食店さんの強い味方にもなってくれます♪

スペインの老舗ワイナリー×タカムラがタッグを組んでお届けする、タカムラ最安値スパークリング!

是非、お試しください!!

感想

ナシやモモのようなみずみずしいフレッシュ感。これぞカジュアルワインっていう感じのザ・王道。

飲んでみるとブリュットでありながら少し甘さを感じるスタイル。辛口というよりやや甘口。

みずみずしくフルーティー。ただ甘いだけではなく、舌に残る果実の果皮のような苦み・えぶみがあるので、適度に引き締めてくれる。

この苦み・えぶみ成分があることで食中酒として成立。単体でごくごくいくのもよし、料理と合わせてカジュアルに楽しむのも良し。

最初値段みずに飲んでいて、1200円くらいかなって思っていたので値段みてびっくり!649円だと!これはコスパ!確実に値段以上の満足感。

タカムラワインさんがおくる懇親の最安値スパークリングはだてじゃなかったです。これならつねにストックしておいてもいいなと。気兼ねなくいつどんなときでも飲める。

評価

  • 絶対評価:2/10
  • 相対評価:Aランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


ロボ ネグロ ブリュット ブランコNV ( 泡 白 )