心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 20バレルシリーズ飲み比べ シャルドネ

コノスル 20バレルシリーズを飲み比べようと思って、6本セットを購入したのが去年の12月。

すぐ飲むつもりが、鬼コスパセットをはじめ、セールに踊らされてワインを追加購入してしまって。なんと3か月も冷暗所で風韻されていた。

残りは3本。シャルドネ、メルロ、シラー。個人的にはシャルドネを一番楽しみにしていた。

先週飲んだインドミタ デュエット・プレミアム シャルドネ 2021と比較しながら、コノスルの上級シリーズのお手並みを拝見。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル シャルドネ 20バレル リミテッド・エディション
Cono Sur Chardonnay 20 Barrels Limited Edition
飲んだ日 2024/3/16
参考価格 \2500
購入価格 \1967(選べる「コノスル」 20バレルシリーズ 6本セット
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 シャルドネ
タイプ 辛口白
分類 ガツンと濃厚系
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>カサブランカ・ヴァレー
製法 80%をフレンチオーク樽で、20%をコンクリート製のエッグタンクにて8ヶ月熟成。

感想

香りからしっかり樽感を感じられる。少しあまいバタークリーム、バニラのニュアンス。それにかんきつ系のすっきりした酸の要素もあるな。

一口飲むと驚く。かなり好みだ。コノスル最高!

アタックはけっこうシャープ。酸がつよくレモンみたい。そこに、バターのようなぽコク、樽由来の辛口、泡立てたクリームのようななめらかでぽってりした舌ざわりが重なる。

さらに、けっこう辛口なところも好ポイント。舌がぴりぴりする。樽熟成って甘くなりがちだけど、しっかり辛口なので飲み疲れない。甘さでもたれない。

レモンクリームバターサンド。レモンクリームバター・ラムレーズンクッキー。

ボディあつめ。ふくよかでありながらクリーンな酸とかんきつ系の果実感がしっかり主張していることで、飲み飽きない。味が単調にならない。

下の上で転がすと少し粘性のあるミネラル要素。塩味があって、アフターにその余韻が残る。

20バレルのシャルドネ、一番楽しみにしていたけど、想像を超えてきた。すごい自分好み。コノスルやっぱりすごいよ。

インドミタのシャルドネと同じ樽熟成タイプではあるが、あきらかに違うな。インドミタはシンプル。樽熟成こってりで、甘味のあるタイプ。コノスルは樽熟成のこってり感に加えて、酸・ミネラル・辛口と、複数の要素が複雑に重なっている。

個人的にはコノスルの勝利だ。コノスルのほうが少し高いけど、それ以上の満足感をもたらしてくれる。

インドミタ デュエット・プレミアム シャルドネコスパが高くておいしかった。けど、コノスル 20バレル シャルドネはそれを超えてくる。庶民価格は少しオーバーするけど、絶対においしいワインを飲みたいというときに、外しようがない選択肢。

それなりにワインを飲んできたけど、評価がたかいワインって、単体でも楽しめる。レストランのコース料理みたいに、ワインだけで飽きさせずに楽しめるか。そういうワインは価格が高いけれど、レストランのコース料理が5000円以上はしてくることを考えると、けして高すぎることはないよね。

コノスル 20バレル シャルドネは、単体で楽しめるワイン。それに値段が3000円以下と申し分ないコストパフォーマンス。

ペアリング

1日目は和風バター醤油パスタ。冷蔵庫に肉も魚もなかったので、ありあわせの野菜でパスタに。

樽熟成シャルドネとペアリングするには、料理もバターやクリーム系がベター。

ということで、味付けはバターと醤油。コクのあるぽってり系のワインと合わせるには、食材の触感も合わせるのがベター。ブロッコリー・カリフラワー・アボカドをチョイス。冷凍庫で眠っていた野菜たちを有効活用。ついでに、この前作ったおでんの副産物である、大根の皮と葉を刻んで豆乳。

予想通り、ペアリング成立。というかこれはベストパートナー。マリアージュ成立。同調のマリアージュ

二日目は鶏もも肉のムニエル。インドミタのときも作ったが、やはり樽熟成シャルドネにはムニエルがかかせない。魚もいいけど鶏肉はボリュームがあっていい。

鶏もも肉300Gを一気に使用。1日1食なので、多めの鶏肉で腹ごしらえ。

皮麺を下にして、オリーブオイルでじっくり焼き、小麦粉がかたまってぱりぱりになったらひっくり返す。ここでバターを投入。溶けたバターをすくって皮麺にもかけながらじっくり焼き上げる。

最後に、食パンを鶏肉の下に滑り込ませ、1分程度焼く。バターと鶏肉の油がしみこんで絶品のムニエルトーストが出来上がる。

文句のつけようがないベストマリアージュ。モモ肉でやると、バターを吸った油がじわっとして、ワインととてもあう。バターがしみこんだこんがりトーストも、樽熟成シャルドネと非常に高愛称。

評価

  • 絶対評価:8/10
  • 相対評価:Sランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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