心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

渋くて酸っぱい赤はお好み焼きと合わせる

1月に購入したエノテカパーティーバラエティパックの中から、ボルドーワインをチョイス。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 シャトー・ジレ・ルージュ 2020
CH.GILLET ROUGE
飲んだ日 2024/3/6
参考価格 \1760
購入価格 \1000(エノテカ売れ筋No.1!厳選バラエティー10本セット
購入元 エノテカ楽天市場店
品種 メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フラン
タイプ
分類 がっしり骨太系
インポーター エノテカ
生産者 シャトー・ジレ
生産地 フランス>ボルドー

感想

これ苦手なタイプのワインだ。野生的で個性的。とっつきにくくて、人を選ぶタイプ。

香りがもう野性的。ケモノっぽい。博物館に展示されているような、キツネやクマの皮っぽい独特な獣匂。

果実感はあまり感じられない。獣、皮。鼻をつんと刺激する。どこか緑色の植物っぽいニュアンスもある。

これね、コノスル マルベック ビシクレタと似ている。ひさびさに獣っぽいワインとご対面。やっぱり苦手だわ。

一口飲んでみると、想像以上の辛口に驚く。からい、というか重い。びりびりとした辛口。そして冷え切ったインスタントコーヒーの残りのようなとげとげした酸味。

二日目、三日目になると、徐々に角が取れてきて丸くなってきた。最初に感じた獣感はなくなり、カシス系の果実要素も少し出てきた。パン粉っぽいニュアンスもある。

3日目になるとだいぶ飲みやすくなるものの、デイリークラスのワインはすぐにおいしくいただきたいよなあと思う。飲みやすいといっても、自分は渋くて酸っぱくて重いずっしりがっしりタイプが苦手なので、ワイン単体で飲むとかなりつらかった。

食事と合わせてなんぼな🍷だろう。ワインの主張が激しいので、食事のほうもそれに負けない味の濃い料理で、ばちばちワインと対抗させないと。

ペアリング

濃厚な料理なら良いかなと思って1日目と二日目は牛筋煮込みカレーで勝負。しかしいまいちだった。柔らかくて油ののった牛筋はとてもおいしいんだけど、ワインのほうが主張が強くて負けてしまう。牛筋ならまだしも、カレーの部分は完全にワインにかき消される。カレー食べてるのに、ワインの渋みや酸味で台無しになってしまう。

ということで三日目はお好み焼き。これはよかった。ソース・マヨをたっぷりかけたお好み焼き。味が濃いので、ワインと十分対抗できた。単体だと渋くて酸っぱいが、濃いソースと絡まることで柔らかくなりするすると飲める。ソースに甘味があるので、五味の保管としても機能している。中和と保管のマリアージュ的な。

単体だとなかなか進まなかったワインだけど、お好み焼きと合わせるといつのまにか3杯飲んでいたので驚き。料理と合わせることで、苦手なワインが無難なワインくらいにランクアップ。なお、お好み焼きを食べきった瞬間、魔法が解けてしまうので注意。

ちなみに西友みなさまのお墨付き 具材の旨味がぎっしり お好み焼にした。作ろうかとも思ったけど、ミニマリストなので調味料を厳選していて。ソースがない。マヨがない。小麦粉もない。鰹節や青のりも当然ない。ないものが多すぎて、お好み焼きのためにこれらを買うのは馬鹿らしい。よって調味料が付属している冷凍お好み焼きにした。

評価

  • 絶対評価:0/10
  • 相対評価:Eランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン


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