心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

IWC2024受賞 プレミアム日本酒試飲会 イベントレポ ~世界に認められた日本酒の実力~

IWC(International Wine Challenge)のSAKE(日本酒)部門で受賞した、世界に認められた日本酒を試飲できるイベントにいってきた。このイベントは、学びが多く、日本酒玄人も、素人も楽しめて、日本酒の魅力を知る事あできる。

ワインは飲んでいるが日本酒はあまり詳しくない自分が、日本酒のイベントで感じたことをありのまま記す。一言でいうと、日本酒、もっと探求したくなる。

イベント概要

詳細はSAKETIMESの記事を参照。

野村不動産は、IWCのSAKE部門のスポンサーとのこと。世界に誇る日本酒の魅力を伝えるべく、毎年IWC受賞酒の試飲会を開催しているらしい(今年で11回目)。

会場は日本橋のYUITO 日本橋室町野村ビル。スタッフが大勢いて、このイベントへの力の入れようがうかがえる。

試飲会の前にトークショーがある。日本酒のWebメディアであるSAKETIMESの編集長をしている小池さん、IWCあん馬サラーの平出さんが、IWCの魅力について語ってくれる。

トークショーで印象に残っていること

ワインも日本酒も金賞ってあまたあるよね、ありすぎてありがたみがよくわからないというか…。正直金賞酒に対してあまりポジティブなイメージは持っていなかった。

けれど、トークショーIWCの計り知れない影響度がわかった。

IWC(International Wine Challenge)は名前の通りワインのコンテスト。ワインのコンテストにSAKE部門(日本酒)が新設されたのは17年前、2007年のこと。

SAKE部門が新設されたきっかけは、IWCの審査員に抜擢された方が、日本酒を飲んでみて可能性を感じるてくれたこと。

  • 日本酒の魅力を世界に伝えたい
  • それによって日本の地域を活性化させたい(日本全国に酒蔵があるのだから)
  • ワインと同じように、酒とともにその酒が造られている地域をPRしていきたい

このような思い出始まったSAKE部門。

IWCの審査は世界各国から集まった審査員が、銘柄をふせてブラインドで評価すること。忖度なしに、純粋にそのSAKEの実力が評価される。

普通酒純米酒純米吟醸純米大吟醸本醸造吟醸大吟醸・スパークリング・古酒・熟成酒。この10部門にわかれて、各部門ごとに最優秀なSAKEにトロフィーが与えられる。

また、各トロフィーの中から、最も評価のたかいSAKEを、チャンピオン・」サケに選出する。さらに、1200円以下とリーズナブルで且つ高品質なSAKEに対しては、グレートバリュー・チャンピオン・サケが選ばれる。

チャンピオン・サケの影響度は想像以上に絶大だ。

たとえば、ある受賞蔵は、朝7時くらいに受賞が発表された瞬間から電話が鳴りやまなかった。電話の波がやっと落ち着いたのは深夜2時ごろだったという。

またある受賞蔵は、一瞬で完売してしまったため、翌年の製造量を3倍にしたが、それでも足りずに翌年はさらに売にしたという。

九州=焼酎というイメージが強い。そこで差がの酒がチャンピオン・サケになったときは、佐賀においしい酒があるということをPRするべく、また地域活性化もかねてイベントを開催。とても生協で経済効果は2億円にもなったとのこと。

まさに、IWCの受賞をきっかけに、経済的にもブランド的にも大きな影響がある。そして、地域の宝として地域活性化にもつながる。

2015年のチャンピオン・サケは福島県で会った。2011年、東日本大震災があり、福島というだけで風評被害をうけていただろう。震災の影響で酒造りも困難を極めただろう。そんな中で、ブラインドによって純粋に実力が評価されたというのは、とてもうれしかったに違いない。福島の地元民にとって、また日本にとって、それは力強い光となった。

これだけ影響力のあるIWC受賞酒を心行くまで試飲できるイベント。トークショーに参加したことで、寄り試飲会が楽しめるというもの。

お酒はただ酔うためのものじゃなく、ストーリー含めて情報空間を楽しむ飲み物。

試飲した日本酒の感想

今回は24蔵・25銘柄が出品されていて、そのほとんどを試飲した。

トロフィー受賞酒を中心に、個人的感想を印象に残った順に紹介していこう。

純米吟醸酒トロフィー:都美人 太陽(都美人酒造/兵庫県)

IWC2024チャンピオン・サケ。おめでとうございます!

淡路島の酒。人気につき完売。

  • 参考価格:2000円台
  • 精米度合い:55%

濃厚なバニラを思わせる上品な香りとともに、澄んだ貝出汁のような旨味のある香りも感じられます。味わいにも出汁のようなニュアンスがあり、どこかほっこりするような飲み心地。余韻の苦味がちょうどよく、濃醇でありながらも透明感の高い絶妙なバランスが魅力です。

By SAKETIMES

個人的感想:
チャンピオン・サケだからというわけではないけれど、なんだかんだこれが一番おいしかった。一番日本らしい安心感があったんだよね。
吟醸系になるとはなやかで線が細く芸術作品なってくる。普通酒本醸造酒はカジュアル。純米吟醸ってふっくらした米の甘味、どっしりとしたコク、その中にもどこか雅な華やぎを感じられてちょうどよいバランスだと思う。
一番最初に飲んだこともあって印象深い。その力強くもどこか安心すする味わいにチャンピオン・サケに選ばれるだけの納得感があって。
終盤、相当酔ってからまた飲んだけど、やはり嵐の中の灯のように光り輝くとびぬけた才を感じた。酔ってても感じるダシのような優しい安心感とどっしりした米の甘味、ただ甘くなりすぎずに程よくうまみのある辛口で、飲みごたえのある味わい。
チャンピオン・サケは頭一つとびぬけていた印象。今年はもう完売してしまったらしいけど、来年買いたいって思った。

本醸造酒トロフィー:愛宕の松 県内本醸造(新澤醸造店/宮城県)

本醸造でありながらも、純米酒同様にマイナス 5 度の氷温貯蔵により徹底した品質管理を行っています。
キレ味抜群の飲み飽きしない味わいのため、冷酒から燗酒までスタイルを選ばずお楽しみいただけます。
燗酒の場合は、70 度程度の熱燗がおすすめです。

  • 参考価格:1100円(720ml)
  • 度数:15%
  • 精米度合い:70%
  • 日本酒度:+5
  • 酸度:1.7

本醸造酒というカテゴリーからは想像できない、青リンゴのような若々しく爽やかな甘みのある香り。蜜のような香りも感じられます。飲んでみると、ほんのりとしたやさしい甘みを芯のある酸味が支え、雑味を感じないまま、余韻は短く切れていきます。

By SAKETIMES

個人的感想:
個人的にはこの酒にグレートバリュー・チャンピオン・サケの称号を与えたい。1100円という安さながら、記憶に残るしっかりした骨格のあるたたずまい。
テイスティングコメントにあるように、文字通り本醸造とは思えないほど輪郭がはっきりしてる。どこか香ばしくもあり、米の甘味ありつつうまみのある辛口で、価格以上のおいしさ。

スパークリングトロフィー:出羽桜 AWA SAKE(出羽桜酒造/山形県)

美しい一筋泡が立ち上がるクリアなスパークリング日本酒です。瓶内二次発酵による自然の炭酸ガスを閉じ込めることで実現した、きめ細かい泡が心地よい口当たりを演出します。シュワッと広がる優しい甘さと華やかな香りをお楽しみください。乾杯は勿論、様々なシーンを鮮やかに彩ります。

  • 参考価格:4950円(720ml)
  • 度数:13 度

レモンや梅のような酸味のある甘い香りと、米の甘みも感じられます。柑橘系の酸味に続いて、わたあめを思わせるやさしい甘みがふわりと広がります。泡がきめ細かく、シャープで心地よいガス感に次の一杯を刺激される、完成度の高いスパークリング日本酒です。

By SAKETIMES

個人的感想:
優しいかんきつの香り。きめ細かくガス圧の強い泡が印象的で、余韻にかけて広がる優しい甘味が印象的。わたあめのような甘味という表現納得。
この間飲んだ純米瓶内2時発酵スパークリングを思い出しつつ、フランスはシャンパンなら、日本は日本酒スパークリングだよねと思った。

古酒トロフィー::華鳩 貴醸酒 8 年貯蔵(榎酒造/広島県)

水の代わりに酒で造る酒、貴醸酒(きじょうしゅ)を 8 年以上熟成させたものです。
トロリと甘い、熟成の心地良いまろやかさをお楽しみいただけます。
フォ アグラやチーズ、豚の角煮、てんぷらなど、こってりしたお料理との相性抜群です。
チョコレートと一緒に、またアイスクリームにかけて大人のデザー トとしてもお勧めです。

  • 参考価格:2420円(500ml)
  • 度数:16.5%
  • 精米度合い:65%
  • 日本酒度:-44
  • 酸度:3.4
  • 熟成期間:8 年

スパイシーな香りに、干し椎茸、ドライレーズン、カラメルのようなニュアンスを感じます。香りは複雑で重厚感のある印象ですが、飲んでみるとそれほど重たい印象はありません。そのまま飲んでもおいしいですが、アイスクリームなどにかけても楽しめそうです。

By SAKETIMES

個人的な感想:
ジャンルが違う飲み物。ドライフルーツ、枯れ葉、紹興酒といった重みのある香り。舌ざわりなめらかでドライ。度数もたかくがつんとくる。
日本酒度がマイナス44なのでかなり甘いのかと思ったけど、ドライな味わいなので意外とそこまででもなく。インパクトの大きい酒で満足度が高かった。食後酒、デザート酒として。

古酒リージョナル・トロフィー:夢乃寒梅 古酒2000年(鶴見酒造/愛知県)

蔵の中でじっくり寝かせた熟成酒、2000年醸造、お酒の色はやや濃い琥珀色で、甘さがほんのりアクセントに感じられ、味わい深い熟成酒です。

  • 参考価格:1650円(200ml)
  • 度数:20~21%
  • 日本酒度:-11

個人的感想:
24年も熟成した日本酒。香りも味も重厚感があって印象に残っている。紹興酒、ドライフルーツ、枯れ葉、バニラなど複雑に要素が溶け込んでいる。古酒トロフィーより重厚で且つなめらかな舌ざわりと感じた。
24年熟成なのに200mlで1650円と、手に取りやすい価格というのもポイントたかい。少量で満足できる。

大吟醸酒トロフィー:宮の雪 大吟醸(宮﨑本店/三重県)

山田錦を 38%まで丹念に精白し、杜氏が精魂こめて醸した大吟醸原酒です。香りの高いふくよかな後味は料理との相性も幅広く、食前・食中酒どちらにも良くあうお酒です。

  • 参考価格:3630円(720ml)
  • 度数:17%
  • 精米度合い:38%

柑橘系の酸味と小麦のような香ばしさが合わさり、レモンタルトのような印象。口当たりはなめらかで、大吟醸酒ならではの透明感がありながら、しっかりとした旨味も感じられます。アルコールの刺激はほとんどなく、バランスのよい酸味と苦味が心地よいキレを生んでいます。

By SAKETIMES

個人的感想:
序盤に飲んだこともあって割と印象に残っている。IWC審査員は表現豊かでレモンタルトなどと表現していたけど、たしかにかんきつを思わせるさわやかさが特徴。
どっしり重みのあるチャンピオン・サケの純米吟醸の直後に飲んだこともあって、香りと味があまりにも違って日本酒の多様性を感じられた。
この大吟醸はかんきつのさわやかさとピュアでフレッシュな赤いベリーのフレーバー。

純米大吟醸酒トロフィー:東光 純米大吟醸袋吊り 十八(小嶋総本店/山形県)

山形の豊かな雪解け水、その伏流水で育てられた米。それらをこの土地を愛する蔵人が長年培ってきた醸造技術と感覚、今できる全てを尽くし、この土地の自然が生みだす「最も純粋な美味しさ」を体現する『東光純米大吟醸袋吊り 十八』を造り上げました。
それは、雪解け水のような透明感・シルクのような舌触りの中に感じる繊細な味わい。一杯飲んでいただければ、山形の自然や命に対する大いなる感動を感じていただける仕上がりです。

  • 参考価格:11000円(720ml)
  • 度数:15%
  • 精米度合い:18%
  • 日本酒度:-2

トロピカルフルーツなどの果実、さらにユリなどの白い花を思わせる官能的な香りが印象的。ツヤのある絹のような舌触りで、甘みと酸味がバランスよく調和した美しい果実感があります。味わいは穏やかで、心地よい余韻が長く続きます。

By SAKETIMES

個人的感想:
非常に繊細ですっきりしてクリア。キレがあり、ひっかかりなくするすると飲める。これを雑味がないというのかな。丁寧に作られた繊細で上品なたたずまいであった。

吟醸酒トロフィー:渓流 150周年吟醸(遠藤酒造場/長野県)

この吟醸酒は地元長野県内で皆さまからご愛飲いただいております『渓流』の記念酒といたしまして、精米歩合を 60%まで高め、華やかな香りが特徴の大吟醸クラスの味に仕上げました。
味は大吟醸クラスでも、価格は従来の『渓流』と同様に据え置きしたお買得な吟醸酒です。

  • 参考価格:935円!(720ml)
  • 精米度合い:60%
  • 度数:15%
  • 日本酒度:+4
  • 酸度:1.3

ビスケットのような香ばしさ、バニラのような甘み、そして味噌や醤油などの発酵調味料を思わせる香り。味わいはバタースコッチのようですが、口当たりは軽やかで、ほんのりと梅のような酸味も感じます。燗酒にしても楽しめそうな一本です。

By SAKETIMES

個人的感想:
ビスケットのような風味する?酔ってたのもあるけど、IWC審査員の感受性すごいな。という感想w
これ1000円きっているっていうのがすごい!フルーティーで、そしてどこか香ばしく味噌みたいな、そう和食らしい優しい味わい。
正直クッキーやビスケットみたいな風味はわからなかったけど(酔ってなかったらわかるかもw)、特徴的でコスパはいいと思った。

普通酒リージョナル・トロフィー:不動 軽快辛口(鍋店/千葉県)

IWC2024「グレートバリュー・チャンピオン・サケ。」!おめでとうございます!

不動シリーズの中にあって一番お求めやすい製品ですが、だからこそ基本に忠実に丁寧に時間を惜しまず醸造しました。毎日飲んでも飲み飽きしない適度なコクとキレ味が調和したスッキリとした味わいです。お燗でも冷でもお楽しみいただけます。

  • 参考価格:1900円(1800ml)
  • 度数:15%
  • 精米度合い:65%

個人的感想:
名前にあるとおりぴりっとした辛口でキレがある。飲み飽きない味わい。普通酒のトロフィーよりこちらのほうが好み。
1800mlで1900円くらいとかなりリーズナブルなので、常備しておきたい1本。

普通酒トロフィー:RICH 山廃 香住鶴(香住鶴/兵庫県)

気品ある香りと豊かな味わいの「RICH(リッチ)山廃 香住鶴」

  • 参考価格:1430円(720ml)、2310円(1800ml)
  • 度数:15 度
  • 精米度合:68%

穀物のような香りと乳製品のような酸味が、香ばしいクッキーや焦がしたバターを思わせます。ほんのりと塩気があり、口当たりのまろやかさも合わせてクリームチーズのよう。芳醇なコクを感じますが、余韻は軽快で飲み飽きしない味わいです。

By SAKETIMES

個人的感想:
後半戦に飲んだのであてにならなたけどw
少し吟醸系みたいにはなやかで軽快。ちょっと香りがきつくて飲み飽きるかな。普通酒なら、グレートバリュー・チャンピオン・。サケのほうが辛口で個人的好みに刺さった。

熟成酒トロフィー:NIIZAWA KIZASHI 2019(新澤醸造店/宮城県)

現代アートとのコラボレーション日本酒として 2015 年に発売。 以来、毎年様々なアーティストの皆様にご協力を頂きながら現在に至ります。 年間 1000 本限定の貴重な 1 本です。

  • 参考価格:67000円(720ml)
  • 度数:16 度
  • 精米度合い:7%
  • 日本酒度:+-0
  • 酸度:1.4
  • 熟成期間:マイナス5度で5年

蜜がたっぷりの熟したリンゴのような力強い甘みのある香り。熟成酒の概念を覆すような澄んだ味わいで、蜜のようなとろみと凝縮した甘みが感じられます。甘みの印象が強いですが、余韻はドライ。エレガントで洗練された味わいの一本です。

By SAKETIMES

個人的な感想:
熟成酒にしては、すっきりしてて。純米大吟醸がさらに深みが増した感じか。ただ酔っていたので(ry
それにしても6万ってすごいな。とにかく芸術美学を追求して、贅沢を尽くしたんだろうな。酔った状態で飲んだのは非常にもったいなかった…

純米酒トロフィー:恵那山 純米(はざま酒造/岐阜県)

すっきりとした香りと、米の旨みがありながら軽快な飲み口が特長です。

  • 参考価格:1980円(720ml)

青々とした果実のような甘みとともに、白米のふっくらとした香りも感じます。口に含むと、果実感のある甘みが広がりますが、バランスの良い酸味と苦味のおかげでキレの良い印象。バナナ、メロン、白桃、スモモなど、さまざまな果物のニュアンスを感じられます。

By SAKETIMES

個人的感想:
米の甘味と豊かな果実味。普通酒トロフィーと飲み比べしたけど、こちらのほうがはなやか系だった気がする。

飲み比べてわかったこと

大吟醸の方向性は2つ

吟醸は精米度合い60%以下に対して、大吟醸は50%以下。以下ということは、40%でもいいし、10%でもいいわけで。

大吟醸は次の2タイプが生まれる。

  • 40~50%程度に精米して、吟醸系の延長線上の仕上がりにした、価格的に良心的なタイプ
  • 極限まで精米度合いを高めて、技術と芸術と美を追求した繊細で高額なタイプ

後者は余裕で万を超える。

後者のタイプは、試飲イベントと相性悪いなって思った。いろいろ飲み比べていると味の違いがだんだんわからなくなってくるし、酔ってくるしで。非常に繊細で上品な技術芸術追求タイプのポテンシャルを理解できる状態にないという…

反省。次は一番最初に試飲させていただこう。そしてできれば、ストーリーも一緒に楽しみたい。こういう高級なお酒は香りや味だけじゃなくて、そのお酒が造られた背景や生産者の哲学など、ストーリーも一緒に知れると寄り価値を感じられるはず。ワインと同

部門ごとに飲み比べると方向性の違いがわかる

たとえばすっきりはなやかな大吟醸酒の次にどっしりした純米酒や熟成酒。純米吟醸吟醸を飲み比べ。

このように部門ごとに飲み比べるのも楽しみ方の一つ。特定名称酒の解像度が上がって楽しめた。

個人的には、はなやかすっきり系の吟醸系より、米の甘味とうまみのあるどっしり系のほうが好みだということがわかった。あと、キレがあって日本酒度がプラスのタイプも好み。本醸造酒とか。

本醸造酒純米酒純米吟醸酒。ここらへんを今後開拓していきたい。

総括

IWC受賞酒プレ身ラム日本酒試飲会、とても学びが多く楽しめるイベントだ。

これだけ学びが多いイベントを3500円で体験できる。来年も絶対に行きたい。

イベントを通じて、日本酢を世界に広め、また日本の地域の活性化のために尽力してくださっている方々の努力や思いを知った。IWCがもたらす地域ひいては日本への影響度の大きさを知った。

知るからこそ寄りお酒を楽しめる。お酒は酔うためではなくて、視野を広げ体験する飲み物と常図ね思っている。ワインだけではなく、日本酒も探求していきたいと思った。