心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

日本酒も興味がわいてきた

ワインが好きになったことで、飲みたいお酒・飲めるお酒の範囲が広くなった。ビールが苦手だったけど、ワイン飲み比べて舌のレベルが上がったことで克服。シェリーやブランデーも興味がわくようになった。そして日本酒も。

日本酒って、辛口って書いていても想像以上に甘く感じるような気がしていて。たまたま飲んだ日本酒がそういうタイプなんだろうけど。べったり甘口の日本酒しか飲んだことなかったから、苦手イメージがあって。

日本酒もワインみたいにいろいろな種類がある。日本酒にもチャレンジしてみようと思った。

日本酒情報

感想

ワインにはブリュット・セックみたいに甘口・辛口の基準がある。日本酒にもあるらしく。日本酒度というらしい。

一般的に、アルコール度数が同じ場合、日本酒度-3.5から -5.9が「甘口」、-1.5から-3.4が「やや甘口」、+1.5から+3.4が「やや辛口」、+3.5から+5.9が「辛口」とされています。中には、日本酒度が+10を超える日本酒もあり、「超辛口」と呼ばれることもあります。

By 日本酒度とは?日本酒の辛口・甘口を見極めよう

なるほど、じゃあ自分はできるだけ日本酒度がプラスになっているものを購入するとよさそうだ。

そこで目に留まったのが久保田 千寿 吟醸。有名どころだし、コンセプトが良い。

『久保田 千寿』は、1985年の久保田発売時に最初に誕生した、まさに久保田の原点です。都会に生きる日本人の労働の礎が、肉体労働から知的労働へ移り変わっていく姿を見て「淡麗辛口」を志向。酒造りを根本的に改善し、その当時としては万人向けではない、綺麗であっさりした辛口でありながら、まろやかさを感じさせる味わいを実現しました。

By 朝日酒造

香りはフルーティー。水しぶきひとつ立てないおだやかな湖面のような凛とした風格がある。非常にすっきりとした香り。

酸はまろやかだけど切れのある味わい。すっきりしていて雑味がなく。クリアな日本酒。

辛口というほど辛口ではなく。米の甘味がある分、やはりどうしても口当たりは甘やか。とはいえコンセプトのとおり、すっきりしていて食事に寄り添うタイプだ。

例えるならスーパードライのようなポジション。すっきりしていて爽快感があってごくごく飲めて、幅広い料理と無難に合わせられる汎用性の高さ。真夏に飲むとより一層おいしく感じられそうな、そんな日本酒。

評価

  • 絶対評価:2
  • 相対評価:B
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン