心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

モヒートリキュールの炭酸割で気分は夏 ~魔法にかけられたミントとレモンのお酒

瀬戸内レモンとミントが織りなす新感覚リキュール、想像以上に爽快な飲み心地だった。炭酸水と1:1で割るだけで、バーテンダーいらずの本格モヒートが完成。

魔法にかけられたミントとレモンのお酒
Japanese lemon mojito liqueur

  • 生産者:サクラオブルワリー
  • 生産国:日本>広島
  • タイプ:リキュール
  • 度数:18%
  • 購入店:酒日向
  • 購入日:2024/09/09
  • 参考価格:2750円
  • 購入セット:ひなぽぽ福袋 3~5本入

ストーリー

「酒日向」—ユニークな酒の専門店が誕生

7月17日に「ユニークなお酒 酒日向」という店が新規オープン。 セラー専科やCAVE de L NAOTAKAでおなじみの戸塚尚孝氏が代表を務める株式会社イズミセの新規ショップだ。

尚孝氏の系列ということで信頼度がある。鬼コスパセットをはじめ、いつもお世話になっている。ワイン沼にはまった人なら尚孝氏のショップはきっと利用したことがあるはず。

新規ショップ「酒日向」のコンセプトは次の通り。

毎日が心地よい”酒LIFE”となるような、日本酒、リキュール、ワインなどの"お酒"と"貴方"をマッチング!今まで見たことがない商品との出会いにトキメキを提供するお店です。目を惹くパッケージ、記憶に残るネーミング、心を満たすお酒の味わい。全てにこだわりが詰まった、当店限定のオリジナル酒をお楽しみください。

このサイト「心を豊かにするワインの世界」は、たびたび「ワインは酔うためではなく経験するために飲むもの」、「未知の体験ができる楽しみ」というコメントをしてきた。

ユニーク酒は、まさにその要素を詰め込んだお酒。記憶に残る体験になるに違いない。興味をそそられる。

オープン記念の福袋をGET

酒日向さん、オープン記念で大盤振る舞いの福袋を発売。

確率1/5で特賞。2万円以上のおさけ(系3本)。確率1/4で一等。で14500円以上のお酒(系5本)。クール便送料込み11000円。

楽天マラソンセール限定で福袋にも使える30%オフクーポンが出ていたタイミングでポチリ。7700円なのでほぼ半額と、ベストタイミングで購入した。

いざ福袋開封の儀。特賞は28年熟成という希少な焼酎。ただ焼酎飲まないので、一等のほうがうれしいな、本数も多いし。というのが本音。

キャッチコピーもお酒の名前も秀逸。一語一絵の出体験になること間違いなし。

星降る夜の宴は焼肉と一緒に味わった。定価4000円弱と庶民にとって高級な書かう隊ではあるが、評価Sランク。記憶に残る最高の体験だった。

エピソードゼロは甘酸っぱくてピーチヨーグルトのようで、極上なデザート酒だった。

瀬戸内レモンとミントが香る清涼感あふれる魅力的なモヒート

さてユニーク酒3本目となる今回は、魔法にかけられたミントとレモンのお酒。

モヒートとはカリブの海賊が生んだ魔術の名を持つカクテル。語源はアフリカのブードゥー教の言葉で「軽い魔法をかける」という意味の“mojo”に由来しているといわれています。
温暖な気候で育まれた瀬戸内レモンとスッキリ爽やかなミントが魔女に魔法にかけられて、ジューシーな酸味とフレッシュなミントの清涼感を引きだされたスッキリ爽やかなカクテルとして生まれ変わりました。

By 酒日向

瀬戸内レモンをたっぷり使用することで、甘すぎずさっぱり飲める爽快なモヒートリキュール!

オススメの飲み方は、たっぷり氷をいれて、そこに炭酸水と1:1で注ぐこと。

蔵元は広島県のサクラオブルワリー。1918年創業で、ウイスキー・ジン・焼酎・スピリッツ・清酒など幅広く製造している。ウイスキー樽で熟成した梅酒など、リキュールも作っているな。

ところでカクテル・リキュール・スピリッツの用語を整理しておきたい。

  • スピリッツ:蒸留酒のこと。広義にはブランデー・ウイスキー・焼酎も含まれるが、これらは他の蒸留酒とは異なる独自の製法や風味を持つため分けて分類されることが多い。スピリッツというと、それ以外の蒸留酒を広く差し、ジン・ラム・ウォッカ・テキーラが有名。
    スピリッツ概論
  • リキュール:スピリッツに果実・ハーブ・スパイスなどを漬け込んで甘味をつけたお酒。酒の分類としては混成酒。
    リキュール概論
  • カクテル:ベースとなるお酒にスピリッツやリキュールやシロップを混ぜて作る創作飲料。
    カクテル概論

スピリッツやリキュールは商品なのに対して、カクテルは飲む直前に作る調理飲料であるという違いがある。

モヒートは、ラムをベースに砂糖・ライム・ミントを加えたカクテル。魔法にかけられたレモンとミントのお酒は、カクテルのモヒートを再現したリキュールで、あらかじめレモンやミントを漬け込んだ混成酒ということ。炭酸水を加えればカクテルのモヒートが完成するというわけだ。

モヒートのカクテル言葉は、「心の渇きをいやして」らしい。休日のひと時または仕事終わりの夜に、心の渇きをいやして従属間に浸りたいものだ。

感想

ワイングラスに氷をたっぷり入れて、強炭酸水とリキュールを1:1の割合で注ぐ。

炭酸のしゅわしゅわと氷がグラスに軽くぶつかる音。涼やかで気持ちの良い音がする。

ほのかに漂ってくる清涼感のあるミントの香り。夏だなぁ…今秋だけど。気分は夏。

香りはガムシロップみたい。コーヒーに加えるあれ。清涼感のあるミントも香り。

飲んでみると、変わった味。コーラのチューインガム、歯磨き粉、レモンのさわやかさと苦み、ガムシロップみたいな甘味。

後味にレモンの果皮だろうか。えぶみ・苦みがある。レモンのすっきり感と、果皮の苦みで、、本絞りレモンのような後味。

炭酸水の割合を下げて濃度を濃くすると、アルコールのカァッとしたのど越し。蒸留酒っぽい強い風味。ぽいというかベースはラムなんだよね、これ。

清涼感があるため、これ真夏にくいっと飲めたら最高だろうなぁ。だいぶ涼しくなってしまったから、しまったな飲む時期を間違えた。

グラス3杯で満足。炭酸水で割っているので、グラス12~15杯くらい。4日は持つならコスパたかいといえるのかも。

正直あまり好みではなかった。自分で購入することはまずないお酒。福袋やセットは、こういう普段は購入しないお酒を飲む機会に巡り合うこと。純粋に経験として面白かった。

ペアリング

食中酒というより食前酒かな。単体で飲んでも楽しめる。

あえて合わせると舌らがっつり系。歯磨き粉みたいなミントの清涼感とレモンのさわやかな後味が、油っぽさをきれいさっぱり洗い流してリセットさせてくれるに違いない。

真夏、フライドポテトやガーリックシュリンプやペッパーを聞かせた唐揚げなどの揚げ物のと、涼やかで爽快なモヒートリキュール。

といいつつ今は11月。季節外れなので、ランニングして喉をからからにしてから、単体で楽しんだ。濃度をあげるとアルコールの喉を焼く感覚が心地よく、喉の渇きを潤す。

評価

C (Consistent)

  • S (Sublime): 極上で感動的
  • A (Amazing): 驚くほど素晴らしい
  • B (Better): 期待を少し上回る良ワイン
  • C (Consistent): 定価相応でニュートラル
  • D (Disappointing): コストパフォーマンスが悪く期待外れ
  • E (Degraded): 劣化ワイン


魔法にかけられたミントとレモンのお酒 720ml 18度 瀬戸内レモン使用 モヒート リキュール カクテルJapanese lemon mojito liqueur