心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 赤ワイン飲み比べ 神のしずく登場ワイン レゼルバ カベルネソーヴィニヨン

赤ワイン飲み比べ。ピノノワールに引き続き王道のカベルネソーヴィニヨんを飲み比べていく。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスルカベルネソーヴィニヨン レゼルバ・エスペシャル ヴァレー・コレクション
Cono Sur Reserva Especial Cabernet Sauvignon
飲んだ日 2023/11/5
定価 \1393
購入価格 \1080
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 カベルネソーヴィニヨン92%
タイプ
度数 14%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>セントラル・ヴァレー
製法 手つまみ収穫後、11か月樽熟成

感想

良い香り。黒系果実のあまやかな香りだけど、ビシクレタよりは控えめ。 果実以外の要素が含まれていて、相対的に果実の主張が弱まっている感じかな。

果実以外の要素は、熟成を感じさせるような。おそらく醸造由来の香りだろう。鉛筆の芯のような、文房具チックな香り。 クリームパンのような香ばしくて甘い香りもする。

レゼルバ、香りすごく良いなぁ。ビシクレタはザ・赤ワインという香りだったけど、レゼルバは香りがなんだか華やかでぐっと奥行が広がった感じ。

一口。いろいろな要素感じる。ビシクレタと療法、最初の一瞬は果実の甘味を感じるが、すぐに酸味と渋みで上書きされる。

渋みがビシクレタと異なっていて。高貴な感じ。やわらかくて、鉛筆の芯のような文房具チックな熟成した風味も感じられて。なかなかおいしい。

ビシクレタとレゼルバ飲み比べ

さて、前日のビシクレタが残っているので、レゼルバと並べて飲み比べてみよう。リーデルのグラスなんで2客セットで売ってるんだろう。1客単位で購入できないの?って思っていたけど、こういうときのためにセットだったのねw

グラスを一度洗って、同じくらいの温度帯になるよう少し冷蔵庫で冷やしてから、同じ量をグラスに注ぐ。

飲み比べてみると、ビシクレタとレゼルバ、香りが圧倒的に違う。 ビシクレタはひらたくて、レゼルバは厚みがある。 ビシクレタは果実の香りで、レゼルバは果実と鉛筆とクリームパンのような香ばしい香りの3重奏。

味は香りほど違いはないかな。舌の上で転がすと、レゼルバのほうがシルキーでしりしり間が少なく柔らかい、飲みやすいなあと思う。あと鉛筆のような風味(これを熟成の味だと思ってる)がややはっきり感じられる。 若干レゼルバのほうが甘いような気もする。

つまり、ビシクレタはとがってて、レゼルバは丸みを帯びている。シンプルなのはビシクレタで複雑なのはレゼルバ。飲みやすいのはレゼルバ。

ワインって値段の半分は香りだって聞いたことがある。香りによって感じ方も異なってくると思う。 レゼルバは香りが良いから味もおいしく感じるのかも。

今日の食事

重工系の赤ワインって合わせる料理の選択肢が少ないなって思う。できることなら牛肉、それもステーキなどの適度な油のあるお肉と合わせたい。

でも庶民は毎回上質な肉を買えないのでwかといって鶏肉だとやはり赤ワインのパワフルさに負けてしまう。豚肉なら…。

などと試行錯誤するが、白ワインやスパークリングワインの合わせやすさ、手軽さも相まって、白や泡を飲む機会が増えてしまう。 だから赤ワインの経験値なかなか増えないんだよな…。

しかし、今回は牛肉を用意した。スーパーのアンガス牛だけどwアンガス牛 肩ロース 200g 500円。

やっぱりね、肉と合わせると格段にうまい。ビシクレタシリーズも肉と合わせることで1段階いや2段階くらいおいしく感じる。レゼルバは文句なしにおいしい!

パワフル系ワインにはやはり牛肉だなぁと思った。またやろうアンガス牛のステーキ。

アンガス牛、ミディアムレアくらいで焼いたけど想像以上に筋が…髪切るのが大変。でもだからこそ食べ応えがあり、これぞ肉って実感できる。なにより歯ごたえがあるので噛めば噛むほどに牛の香りや甘味が感じられる。

国産の霜降り牛は当然おいしいんだけど、それって口に含んだ瞬間に甘味がじゅわっと溶け出してすっと消えるみたいな感じだよね。安い牛はたくさん噛むので、甘味を長時間味わえるんですよ。これが庶民の牛肉の楽しみ方だ!

筋が思いのほか多かったが、赤ワインソースのおかげでとてもおいしかった。ビシクレタの残りを赤ワインソースにしたところ、酸味とこコクがプラスされてまるでレストランの味。

アンガス牛の赤ワインソース仕立て

  1. 肉は1時間前から冷蔵庫から出しておく。
  2. 2cm感覚くらいで切り込みをいれて筋霧する。
  3. 焼く直前に塩を肉全体に振りかける。
  4. 強火で熱したフライパンに肉を投入、1分焼いたら裏返し、1分たったら火を止める。
  5. 肉をアルミホイルに包み、熱を閉じ込めておく。冷めないうちにソースを作る。
  6. 肉を焼いたフライパンにオリーブオイル、みじん切りのニンニク、みじん切りの玉ねぎを投入。
  7. 強火で火を通したら赤ワインを100ml程度、醤油を小さじ1程度投入。
  8. 煮立ったら中火にして3分程度加熱。
  9. ソースを肉にかけて完成。

評価

Cランク

あれだけいろいろ書いたけど、評価はC。 香りは良いけど、やはり自分は白や泡、軽めの赤ワインが好きなようだ。

あと単体で飲んでいると、だんだん気持ち悪くなってきてしまって。カベルネが苦手なのか。重めの赤が苦手なのか。これは自分の好みや体質によるものかな。 めげずに赤ワイン挑戦していきたい。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン