心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 赤ワイン飲み比べ ビシクレタ メルロー

さてここ2週間コノスル以外に浮気していたのでそろそろコノスル飲み比べに戻らないと。残るはあと3つ。メルロー、シラー、カルメネール。

今回はカベルネソーヴィニヨんと並ぶ基本品種であるメルローを飲んでいこうと思う。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル ビシクレタ メルロー
Cono Sur Merlot Bicicleta Reserva
飲んだ日 2023/11/22
参考価格 \759
購入元 カクヤス
品種 メルロー 85%
タイプ
度数 13%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>セントラル・ヴァレー
製法 ステンレススチールタンクで10ヶ月熟成

感想

スクリューキャップを回すと、これぞ赤ワインという果実間たっぷりの香り。この香り好きだなあ。おいしそう。

グラスに注ぐとやはり黒系果実の香りが立ち上る。熟した果実。たぶんだけどカシスやブラックベリーの香りなどとワイン関係者は表現するのだろう。

果実のほかに、タンニンやココアパウダーみたいな深みのある風味も感じられる。

一口飲むと、香りのイメージどおり最初は果実間の風味が広がる。そしてなめらかなタンニンが果実間を塗りつぶす。

口当たりなめらか。ソフトな感じ。カベルネはとがっていたがメルローは柔らかい。飲みやすい。親しみやすい。

余韻に若干の酸味と、カカオチョコレートのようなコクとほのかな苦み。このカカオみたいな風味いいね。リッチなワインに感じる。

今日の食事はカツレツ。肉の油とソフトなメルローの渋みがベストマッチ。なかなか良い組み合わせだ。

メルロー、渋みがシルキーなんだよなぁ。ピノ・ノワールに近い。あまり舌がしりしりしない。

カベルネピノ・ノワールの中間。どちらの要素も兼ね備えている気が舌。

二日目は酸味の主張が強くなって、とがってきた。1日目のほうがまとまってておいしかったな。

インポーターの株式会社スマイルによると、このワインは次のように紹介されている。

香りについて
鮮烈なラズベリーにコーヒーやチョコレートのニュアンスが複雑性を与える。

味わいについて
滑らかで豊かなタンニンと、生き生きとした果実味が特長。洗練された余韻が楽しめる。

自分が感じた印象とおおむね一致。なるほどカカオチョコのほかにコーヒーっていう表現もありだね。

評価

Cランク

今のところ、ピノ・ノワールのレゼルバの次においしいと思った赤ワイン。 やはりだけど、自分はパワフル系よりソフトな赤ワインが好みっぽいな。

ランクな同じCだけど、レゼルバのカベルネよりもビシクレタ メルローのほうが好み。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン