心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 赤ワイン飲み比べ レゼルバ メルロー

ビシクレタメルローとレゼルバのメルローを飲み比べていく。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル メルロー レゼルバ・エスペシャル ヴァレー コレクション
Cono Sur Merlot Reserva Especial Valley Collection
飲んだ日 2023/11/24
参考価格 \1393
購入価格 \1080
購入元 リカーBOSS 楽天市場店
品種 エルロー 85%
タイプ
度数 13%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>コルチャグア・ヴァレー
製法 熟成は12ヶ月。50%樽、50%ステンレスタンク。

感想

第1印象はビシクレタとそれほど変わらないかな。果実間たっぷり。黒系果実、カシスやブラックベリーの香り、なのだろう。

…しばらく飲んでいると香りが変化してきた。 スナック菓子?のような香りがする。

一口。あ、これは樽の風味かな。若干辛口で重いニュアンス。

タンニンはやはりまろやか。そんなにしりしりしない。赤ワイン特有の舌に残る感覚がそんなにないので飲みやすいか。

ビシクレタより、より丸みを帯びて飲みやすくなった、かな?それほど違いは感じないけど。

レゼルバのピノ・ノワールに少し似ているな。渋みが柔らかく、酸が強め。口当たりは滑らか。 とはいえピノ・ノワールのほうが格段に香りが良いし、あつみもある。 ワインって香りすごく大事。香りが良ければ満足感は跳ね上がる。

インポーターである株式会社スマイルによると次のように紹介されている。

香りについて
プラム、ブラックベリー、チェリー、カシスなどの黒果実の香りの他にほのかなピーマン、モカ、チョコレートも感じる。

味わいについて
複雑性と凝縮感を感じさせ、熟成した果実味が柔らかで丸みを帯びたタンニンと調和している。余韻は長め。

スナック菓子みたいな香りについては言及されていないな。チョコみたいなニュアンスはビシクレタのほうが強かったと思う。

ビシクレタとレゼルバ飲み比べ

少し残っていたビシクレタメルローを別グラスに注いで飲み比べ。 こういうときのためにリーデルのグラスは2客セットで売っていたんだねw

飲み比べてみると、レゼルバはビシクレタより全体的に丸みを帯びてソフトな口当たりになっている印象。特に香りはけっこう違う。味はそれほど違わないけど。

ビシクレタ レゼルバ
香り 黒系果実 黒系果実+スナック菓子
酸味 やや強い まろやか
果実とカカオのような苦み 果実と辛口(樽の風味)とまろやかな渋み
余韻 酸とカカオのような苦み 辛口(樽の風味も)

レゼルバはスナック菓子のような香りが特徴的。これはレゼルバのカベルネもそうだった。 そしてレゼルバは酸が抑えられている?ような気がしないでもない。

あと、レゼルバはビシクレタのときにあった、余韻のカカオのような苦みがほとんどなくなってる?その代わりに樽の辛口が顔を出す。どっちが好き化は好みが分かれそうだ。

ブラインドで出されたら、どっちか当てるのは難しいかも。香りと余韻が異なるのでそれで当てられるかどうか…。

評価

Cランク

個人的にはビシクレタのカカオのような風味が好みかな。なのでメルローについてはレゼルバよりもビシクレタのほうが好み。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン