心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 赤ワイン飲み比べ ビシクレタ カベルネソーヴィニヨン

先週はピノノワールを飲み比べ、レゼルバの完成度の高さに驚いた。

今週はピノノワールとは対極的な、筋肉質でパワフルなカベルネソーヴィニヨンを飲み比べていく。 まずはビシクレタシリーズから。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル ビシクレタ カベルネソーヴィニヨン
Cono Sur Cabernet Sauvignon Bicicleta Reserva
飲んだ日 2023/11/3
定価 \891
購入価格 \759
購入元 カクヤス
品種 カベルネソーヴィニヨン85%
タイプ
度数 13%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ>セントラル・ヴァレー
製法 ステンレススチールタンクで10ヶ月熟成。

感想

スクリューキャップを回すと、黒系果実のあまやかな香りが広がる。そうこれ。ザ・赤ワインという感じ。

熟した果実の香りとタンニンを想起させる重厚な香り(これをなんと表現すればよいかわからない)。

この間のマルベックよりかなり親しみやすい。マルベックは果実感が欠落していたのに対し、カベルネは果実感たっぷりだ。 スワリングすると特に果実の主張をはっきり感じられる。

一口、最初は要素がばらばらになっている印象を受けた。酸味と渋みと甘味が分離しているような。 これは少し時間をおいて温度を上げ空気と接触させることで印象が変わってきた。まとまりが出てきた。

まとまった後の味は想像した通り。液体が唇にふれた瞬間は甘さを一瞬感じ、すぐに酸味と渋みに上書きされる。 けっこう酸度高いかな?渋みは中程度といったところ。

舌の中腹当たりでぴりっとした辛さを感じ、飲みこんだ後はやや重厚な渋みが残る。

やはりザ・赤ワイン。想像した通りの味わい。 最初は微妙かなと思ったけど、時間がたつごとにおいしくなっていった。 ミディアムボディくらいかな。重たいけど重すぎない。

ビシクレタシリーズは樽熟成していないっぽい。なのでブドウ本来の香り・味が前面に出てくるスタイル。 シンプルイズザベスト。

やはり自分は、カベルネ系統のずっしりした赤ワインよりは、白ワインや軽やか系赤ワインが好みかも。 よって評価は相対的に下がると思荒れる。 …まだ赤ワインの経験値少なくて、3000級のカベルネ飲んだら評価変わるかもだけど。

評価

Dランク

赤ワインといったらこれだよね、という想像通りの味わい。レゼルバシリーズに期待。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン