心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

コノスル 赤ワイン飲み比べ ビシクレタ ピノ・ノワール

ピノノワールの在庫はビシクレタ、レゼルバ、オーガニックがある。まずはビシクレタから飲んでいこう。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 コノスル ビシクレタ ピノ・ノワール
Cono Sur Pinot Noir Bicicleta Reserva
飲んだ日 2023/10/22
参考価格 \891
購入価格 \759
購入元 カクヤス
品種 ピノ・ノワール 100%
タイプ
度数 13.5%
インポーター 株式会社スマイル
生産者 コノスル
生産地 チリ
製法 30%を樽で、70%をステンレススチールタンクで9ヶ月熟成。

感想

スクリューキャップを回してあけると、おおこれは白ワインですかってくらいはなやかな香り。 赤ベリー系のかぐわしい芳香。そういえばピノノワールロゼもこんな香りだったな。 アプリコットみたいな香り。

さて、味はなるほど。飲むと赤ワインだな。でも渋みはすごくとても穏やかで、適度な酸味があるため飲みやすい。

これ好き化も。ピノ・ノワール。 華やか系赤ワイン。カベルネソーヴィニヨンをはじめとするがっしりパワフル筋肉質なワインもいいんだけど、あれは飲みごたえがあって飲み疲れてしまう。

一方、ピノ・ノワールは華やかエレガント系赤ワインで、こちらはするすると飲めてしまう。そして適度な酸味も相まって飲み続けられる。

よくボールが大きいブルゴーニュグラスで香りをとるとかいうけど、たしかに高いピノは華やかな香り爆弾みたいな感じなんだろうな。

お花畑にいるかのよう、などという表現を聞くが、なるほどね。実際に花の香りがするわけではないけど(たぶん)、華やかで甘い香りが凝縮することでまるでお花畑のど真ん中にいるかのような幸福な香りに包まれる、ということなのかな? ブルゴーニュピノに興味がわいてきた。

…飲み続けていくと、なんだかひとつ要素が足りないなって気がしてくる。やわらかな渋み、適度な酸味。 この二つの要素にプラスするなにか。それは甘味なのか。樽なのか。わからないけど、なにかもうひとつ要素が欲しい。 不完全な感じがする。飲み飽きてきたってこと。

ピノ・ノワールは少し冷やしたほうが、酸味がきりっとしていておいしい。温度が上がってくると、酸がぼやけるし、少し青っぽい風味が出てくるんだよね。

評価

Cランク

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン