心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

ガメイのワインを初めて飲む

コスパセットに入っていたボジョレー地区の赤ワイン。ボジョレーといえばガメイ。

ガメイはボージョレ・ヌーボーでおなじみの品種。自分はヌーボー飲んだことない(航空代のおかげで割高なので)。今回はヌーボーではないガメイ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 ボジョレールージュ レ ペピット シスト 2019 ピエール ドレ
Beaujolais Rouge Les Pepites Schiste
飲んだ日 2024/2/20
参考価格 \2420
購入価格 \1662(鬼コスパセット
購入元 銘醸ワイン専門のCAVE de L NAOTAKA!(楽天)
品種 ガメイ100%
タイプ
分類 華やか&黒ベリー系
インポーター 株式会社都光
生産者 ヴィニュロン・デ・ピエール・ドレ
生産地 ブルゴーニュボジョレ

感想

カシスなどの黒系果実の香りがたっぷり。黒糖のずっしり甘味のあるニュアンスや、コーヒーのような少し苦みのあるニュアンスも。

ミディアムボディ。タンニンはしっかりありつつなめらか。粉っぽいスパイス感。しょっぱい塩味もある。余韻にカカオチョコや黒糖のほのかな甘み。

そこまで重くないので、カベルネのようなパワフルタイプが苦手な人でも飲めるワインかと。

今回のワインは3日かけて飲んだが、1日目が一番おいしかった。日がたつにつれ急速に香りのボリュームがしぼんでいき、味もひらたくなっていった。とげとげしい酸味が目立つようになっる。3日目はほぼやっつけ仕事みたいに飲んでいて正直おいしくなかった。

このワイン定価2400円って考えるとたかい。その値段出すならもっとおいしいワインたくさんあると思ってしまう。コノスルのレゼルバシリーズは1000円ちょっとでクオリティもたかいので、それと比較するとかなり割高だなって。そもそもコストのたかいフランスワインとコスパが良いチリワインを同じ土俵で比べてはいけないかもだけど。でもデイリーワインは1500円未満という庶民にとってはしかつ問題。…コスパを考えるならフランスワイン飲むなよって話かもだけど。

久しぶりに赤を飲んだけど、やっぱり白か泡が好きだなって思った。赤は重たかったり渋かったり酸っぱかったり。同じ価格帯出すなら白か泡のほうが満足度がたかい。ということで赤の評価は全体的に下がりがち。

白や泡って単体でもおいしく飲めるんだけど、赤は単体では無理で食事と合わせないとよさがわからない。食事と合わせるなら赤の渋みや酸味に負けない味の濃い料理や油がほどよくのった肉料理なんかがいいんだけど、庶民にとっては合わせる選択肢がいっきに狭まってしまう。赤って難しいんだよな。白・泡は気軽に飲めるからいい。

評価

  • 絶対評価:2/10
  • 相対評価:Dランク
    • S:超コスパワイン!
    • A:定価以上の満足感
    • B:定価相応のクオリティ
    • C:少し割高
    • D:かなり割高、コスパ悪すぎ
    • E:好みじゃない
    • F:劣化ワイン

コノスルレゼルバが1000円ちょっとと考えると、+1000円でこのクオリティか…割高だなと。2500円ってコノスルの一番上のランク、20バレルシリーズと同じ価格帯。それと比べてしまうとやはり割高だなって思った。

繰り返しになるが好みの問題で赤ワインの評価は低くなりがち。