さて、レゼルバシリーズの白は飲み切ったので次は赤ワインを飲んでいく。 ビシクレタの赤ワイン6本セットを購入したので、飲み比べていく。
まずはビシクレタのマルベック。なのだが、上のランクのレゼルバシリーズにはマルベックがない。 なのでマルベックに関しては飲み比べではなく、単純にマルベックという品種がどんなものなのか知るために飲む。
ワイン情報
項目 | 説明 |
---|---|
ワイン名 | コノスル ビシクレタ マルベック |
Cono Sur Malbec Bicicleta Reserva | |
飲んだ日 | 2023/10/14 |
参考価格 | \891 |
購入価格 | \759 |
購入元 | カクヤス |
品種 | マルベック |
タイプ | 赤 |
度数 | 13.5% |
インポーター | 株式会社スマイル |
生産者 | コノスル |
生産地 | チリ>セントラル・ヴァレー |
製法 | 60%をオーク材を使用したタンク、20%を樽、20%をステンレススチールタンクで11ヶ月熟成。 |
飲んだ感想
獣臭。これはくせのあるワインね。 少し鼻を近づけるだけで、動物的あ要素を感じる。
獣の皮のような。博物館とかで展示されている、熊やキツネの皮の匂い。
まずこのケモノっぽさが前面に出ていて、あとはタンニンの渋みを想起させる重厚な香り。これをなんと表現したらよいのかわからない。 果実感はないね、感じ取れない。
この香り、好みがだいぶ分かれそうだ。ワイン初心者にいきなり出したら嫌われそう。 自分は、ワインにはいろいろな香りがあることを、これまで経験してきたので、「ああそういう香りもあるんだね」という風に、ひとつの表現として受け入れられる。 それが好みかどうかはまた別問題だけどね。
そして好みかどうかでいうと、好みではない。赤ワインなら、煮詰めたような果実や濃厚でコクのあるビターチョコやコーヒーの香りを期待する自分は。
さて、一口。ああ、香りのイメージと一致。渋いな。飲みにくい。
口に含むと獣の風味が鼻に抜けて、続いてタンニンのざらざらした渋みが舌を占領する。
ジューシーでほのかに甘く感じられる凝縮された果実味と、柔らかなタンニンが魅力。 外観は紫がかった濃いルビー。チェリー、プラム、ラズベリーの熟した赤い果実の香り、すみれの花の優美な印象。チョコレート、タバコ、モカの香りも感じられます。ジューシーでほのかに甘く感じられるような凝縮された果実味と、柔らかいタンニンが楽しめます。
え?そう?言いすぎじゃない?
売り文句は購買欲をそそるようによく見せるとはいえ。その結果どのワインも似たようなコメントになってくるとはいえ。
ちょっと盛りすぎでは?まるで別のワインになってる。
果実味やチョコレート、スミレ?いや…感じ取れない。そんなにたくさんの要素ないと思うんだけどな。 自分の舌のレベルが低くて感じ取れていないのであれば申し訳ない。
ちょっと自分の感覚と紹介文があまりにもかけ離れていたので、ネットで他の人のテイスティングコメントを検索。 よく見ているヒマワインさんが、ビシクレタ飲み比べ企画をやっていて、マルベックについてもコメントしてくださっていた。
さて、飲んでみると、これはおそらくすべてのラインナップのなかでもっとも渋みが強いんじゃなかろうか。酸味もしっかりとあって、意外なほど果実味が少ない。うーん、手強いぜ。 いやー、最後の最後で微妙だな。と思ってほかのワインを開けちゃったりして飲み切るのに1週間くらいかかったのだが日を追うごとにどんどんおいしくなっていったのもまた事実だ。でもあれですよね、800円のワインは開けた瞬間においしく飲みたいですよねどう考えても。
そうですよね、全面的に同意。自分が感じた印象と似たような感想でうれしかった。安心。そうだよね、マルベック渋み強いし、果実味ほぼないですよね。
日がたつとおいしくなっていくらしい。試してみよう。
- 二日目:ほぼ変わらず。いや、酸がやや際立ち飲みにくくなったかも。
- 3日目:やや角が丸くなってきた。香り・味ともに方向性は変わらないが、獣っぽさが控えめになり、タンニンの渋みが和らいできた。
- 5日目:香り・味ともにまるくなり、最初よりは飲みやすくなった。逆に酸が主張し始めたか。
- 7日目:ほぼ変化なし。飲み切るのに1週間かかった。
評価
Eランク
とっつきにくく好みではなかった。 たしかに3日~4日目くらいからはおいしくなるものの、あけてすぐおいしいほうが良いよね。
- S:最高級な幸せ
- A:とても満足
- B:満足
- C:やや満足
- D:可もなく不可もなく
- E:好みじゃない
- F:劣化ワイン