心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

ワインにはまるきっかけの泡 1年半ぶりに飲む

フレシネ コルドン ネグロ。ワインについて右も左もわからない時に、amazonでぽちったワイン。

「世界NO.1カヴァ(スペイン産スパークリング)」というキャッチコピーと、999円という手ごろさにひかれたんだと思う。結果飲みやすくて香りも華やかで、ワインっていいなあと思わせてくれた。

その後ウクライナ戦争による物価高騰と円安のダブルパンチで、amazon販売価格は上昇。なんと今でも1700円くらいで販売されている。1.7倍は上がりすぎ。

amazonは意味わからないくらい上がっているけど、カクヤスやドンキでは1000円以下で売っていることがあるので、その後はamazonではなくリアルショップで購入して飲んでいた。

最近はコノスル飲み比べに精を出していたので1年半くらいごぶさた。ということで久しぶりに飲みたくなってきたのでカクヤスで購入。 物価高騰の影響を受けて1000円以下ではついに買えなくなってしまった(1078円)。けれどもamazonの1700円と比べたら、ね。

ちなみにビックカメラだと1280円、最安値はネットショップで924円だそうだ。

ワイン情報

項目 説明
ワイン名 フレシネ コルドン ネグロ
Freixenet CORDON NEGRO
飲んだ日 2023/11/18
参考価格 1000円程度
購入元 カクヤス
品種 パレリャーダ 40%
マカベオ 35%
サレーロ(チャレロ)25%
タイプ
度数 11.5%
インポーター サントリー
生産者 フレシネ
生産地 スペイン
製法 シャンパンと同じ瓶内二次発酵で15か月

感想

そうそうこれこれ。懐かしいな。フレシネ コルドンネグロはこういう香りだったなぁ。

大きく2つの香りがする。まず、ブドウ由来の香りでいうと、クリアできりっとした酸味。シトラス系。レモン系の香り。

続いて醸造由来の香り?であってるのかな?この香りがフレシネを思い出す特徴的な香りとして記憶に刻み込まれていた。

なんというのだろう、ローストした香り?熟成由来の香りなんおか? とにかく鼻につく良い香りで、ついついかぎたくなってしまうようなはなやかな香り。

味も香りのイメージと一致。酸味とローストの風味の2重奏。

まず、このワイン、酸味が強い。非常にクリーンな酸味。酸味に振り切っている。口がきゅっとすぼまるような、主張の強い酸味。

そこにガス圧のなかなか強い炭酸が加わる。泡はけっこうきめ細かい。瓶内二次発酵15か月の実力か。 口に含んだ後も泡泡した感があって、やや噛み応えもある。

そして、香りでも感じたロースト感が口のなかにふわっと広がる。これがこのワインの特徴。酸味だけだと飽きるが、この風味があることで面白いワインとなっている。

余韻はさっと消えていて、さっぱりとしている。若干の苦みもあって、ややドライでもある。

フレシネ コルドンネグロ。久しぶりに飲んだけどおいしいな。 酸っぱいワインが好きなら、初心者の方にも受け入れられやすい泡だと思う。 30年間愛されているスペインを代表するカヴァだけのことはある。

デメリットをあげるとすれば単調なこと。複雑性はない。あくまでも酸味が主体なので飲み飽きれ来てしまう。3杯も飲むと十分。

…あくまでも単体なら、ね。泡なので基本どんな料理とも合わせられるので。食事と一緒に飲めば、あっという間に1本飲み切ってしまった。

今回の食事は、本格炒めチャーハン、エスニック風TKG、シーフードアヒージョ。

評価

Bランク

思い出補正もあるけどおいしかった。30年愛される泡の実力派伊達じゃない。

  • S:最高級な幸せ
  • A:とても満足
  • B:満足
  • C:やや満足
  • D:可もなく不可もなく
  • E:好みじゃない
  • F:劣化ワイン