心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

世界的に有名なビールを飲み比べ

久しぶりにビールについての記録。

ワインにはまって事で、服地効果としてビールが飲めるようになった。ワインの酸味や苦み、タンニンの渋みなど幅広い味を経験して舌のレベルをアップさせたことで、ビールを受け付けるようになったのだろうか。

去年の6月にお店でなんとなくチャレンジしてみた生ビールがとてもおいしくて。そこからそれなりにビールを飲むようになった。去年の真夏は、ワインよりもビールを飲み比べていたほどに。

スーパードライプレモル一番搾り・恵比寿ビール。有名銘柄は一通り飲んだ。

自分のお気に入りは恵比寿ビール。香りが濃厚で味が濃いので好み。飲みごたえがあって良い。

フルーティー系だとプレモルの薫エールが一押し。バナナっぽいエステル香が心地よい。ゆっくり楽しめるお気に入りのビール。

今回は、未経験の海外ビールに挑戦。ハイネケンバドワイザー。どちらも有名で定番のビールだけど、今まで飲んだことがなかった。

ハイネケンを飲んだ感想

オランダ発祥のビールで、世界的にも有名。多くのレストランやスーパーで売られている。よく見るよね。今回初めて飲んでみる。

グラスに注いで香りを確かめる。あれ?香り薄いな。今まで飲んできた日本のビールとは様子が違う。

今までビールだって認識していた、苦みやホップの香りがしない。その代わりに、鼻を近づけると、かすかに薬品や糊っぽい香りが。

ううん…香りを楽しむタイプではないようだ。

それに泡立ちもささやか。日本の定番銘柄はいかに泡立ちを楽しむかみたいなところあったけど、ハイネケンは泡とは無縁のようだ。

味を確認。やっぱりね。味もおだやか。苦みも、爽快感もない。

よく言えば、おだやか、食事の邪魔をしない。 悪く言えば印象が薄い、ぼんやり。

ベストペアリングにはならないけど、バッドペアリングにもならない。 無難にいろんな料理と合わせられる万能タイプかな。 とはいえ、味の濃い料理やスパイスがきいた料理だと、完全に負けてしまいそうだけど。

結論。自分はハイネケン好みじゃない。印象が薄くて、飲んだ気がしない。

バドワイザーを飲んだ感想

バドワイザーアメリカのビール。アメリカではけっこう有名なビールで、よく飲まれているんだとか。

グラスに注ぐ。こちらも泡立ちはほとんどない。ハイネケンと同じタイプだ。

香りもハイネケンと似ている。薬品や糊っぽい風味。

味は、ハイネケンよりは濃厚かな。でも、アメリカといったらがつんと濃厚パワフル系を連想していたので、このすっきりタイプは予想外だった。

すっきりしていておだやかで、ちょっと酸味のあるビール。ごくごくと無限に飲めてしまうビール。ハイネケンよりは少しだけ濃厚かな。

これアメリカの力強い食事と合わせたら、味付けに負けちゃうのでは?と思うんだけどどうなんだろう。偏見かもしれないけど。どういう時に飲んでるんだろな。

結論。バドワイザーも自分は好みじゃない。飲みごたえがなくて。満足できなかった。

まとめ

世界的に有名なハイネケンバドワイザーは、個人的には好みではなかった。

例えるなら、

という感じ。自分は濃厚だったりフルーティーだったりと、わかりやすく偏っているのが好み。今回飲んだビールはどっちつかずで物足りなかった。

酷評したけど、自分の好みをより深く知ることができ、今回の飲み比べは有意義だった。これだからお酒の世界は面白い。

なんとなく流し込むんじゃなくて、1本1本じっくりと香りや味を確かめる。そうすることでお酒を何倍も楽しむことができる。

これからもいろいろなタイプのお酒を試し、自分のお酒の世界を広めていきたい。