心を豊かにするワインの世界

ワインは情報量の高い飲み物。香り、味、ブドウ品種の特性、気候、文化、歴史、生産者の哲学…。どこまでも奥行きのある飲み物。だからこそ夢中になれる。心を豊かにする。ワインを理解するために、ワインを楽しむために、経験を積み重ねていく。

自分ワイン史~2023年のワインログ~

2023年4月に本格的にワインにはまり、飲んだワインをすべて記録し始めた。

今年はコノスルの飲み比べをし、ブドウ品種の個性を知る年だった。 コノスルのおかげでさまざまなタイプのワインに出会い、好みの品種も見定めることができた。

コノスルのおかげでワイン沼にはまり込み、最初は月2~3本だったワイン消費量が、今では週2~3本にw

ということで今年1年のワイン録を振り返る。

2023年ワイン消費量

上期 下期 年間
本数 14 49 63
容量 10.5L 36.22L 46.72L
金額 \18256 \69531 \87787
平均単価 \1073 \1390 \1231

フランスの一人当たりワイン消費量は、年間46Lらしい(2020年)。 一方日本の年間消費量は、一人当たりわずか3L。

すっかりワイン沼にはまってしまい、フランスの一人当たり年間消費量に達した。上期は月2~3本しか飲んでいなかったことを考えると、2024年はさらに消費量が増えそうだ。

年間ワイン消費量の内訳

  • 辛口白:24本
  • 赤:19本
  • スパークリング:13本
  • ロゼスパークリング:3本
  • 甘口白:2本
  • ロゼ:2本
  • コノスルのワイン:34本

2023年に印象に残ったワイン

シャンパーニュ・ポール・マルタン・プルミエ・クリュ・ブリュット

人生ではじめて飲んだシャンパーニュなので印象深い。

はじめてイースト香をはっきり感じ取れた。まさに焼きたてのパンのような香りに魅了された。ジューシーな赤ベリー系でカジュアル。それでいてイースト香が迫ってくるので飲みごたえがある。

AmazonブランドであるCurator's Choiceのワイン。4500円が2400円になっていたので即購入。また買いたいな。

パルメ ブリュット レゼルヴ

ふるさと納税のホタテをバター焼きにして、贅沢な晩酌。

生産者パルメの哲学は時間。シャンパーニュ地方では珍しいスペインのソレラ・システムにて40年以上もつぎ足しながら熟成させていて。

そんなリザーブワインがアッサングラージュされいているためか、独特で深みのある熟成香が印象的だった。 ガス圧がたかく、きりっとしたかんきつの酸と深みのある苦みが特徴的。

マス シャロット ロザート ピノ ノワール 2021

ワインにはまって8か月。ついにワイン界で有名な鬼コスパセットを購入。48か月熟成のシャンパーニュ入りっていうとんでもなくお買い得なセット。

そのセットにはいっていたスペインのロゼスパークリング。え?間違えてシャンパンあけちゃった?と錯覚するくらい香り高くジューシーで。やや香ばしい風味で噛み応えがあり。雰囲気はシャンパンのそれ。

定価3150円なのでお値段に見合う味なんだろうけど、鬼コスパセットで1662円で飲めるのはありがたい。

リッター・ツァホニー ゴルトシャッツ ベーレンアウスレーゼラインヘッセン

初めてのデザートワインだけに印象深い。これは、田辺さんがおすすめしているカルディワイン。

驚くべきこと粘性のある甘味。ただ甘いだけではなく凛とした酸もある。上質なイチゴミルクのよう。

チーズと一緒に飲めあ、口の中が極上のチーズケーキ。少量でも満足できる。

白百合醸造 ロリアン シャルドネ 2022

インポーター4社のワインが集う特別試飲即売会 #9で試飲してほれ込んだ日本ワイン。その場でボトル購入し、後日ゆっくり味わった。

オレンジのようなやさしくて繊細なかんきつの香りと、バターのような濃厚な香りがせめぎあう。時間がたつにつれバターのコクが前面に出てくる。変化を楽しめるワイン。

日本ワインいいね、と思わせてくれたワイン。はなやかながらはっきりとしたバターの風味があり、リッチな気分にさせてくれる。

ルーヴァー ゾンマーラウ リースリング ドライ QbA

AmazonブランドであるCurator's Choiceのワイン。ドイツのワイナリー直輸入ワイン。

リースリングの品種特性が良く出ている。はなやかなかんきつ香り。飲み進めていくとかすかに石油のようなぺトロール香を感じる。

酸味が主体ながらとろりとした蜜感もある。カマンベールチーズとの相性は最高。

コノスル リースリング レゼルバ・エスペシャル ヴァレー・コレクション

コノスルビシクレタ&レゼルバシリーズの中で、もっとも好きなワイン。リースリング好みの飲酒だという発見をさせてくれたワイン。

リースリングの凛とした酸味、蜜のようなとろりとした甘味をしっかり兼ね備えている。石油のようなぺトロール香は、かすかにしないでもないかなってくらいだけど、それっぽい要素はしっかり味わえば感じ取れる。

なにより1200円程度とコスパに優れて澱。コノスルのシリーズの中では頭ひとつとびぬけていると思う。

コノスル ピノノワール レゼルバ・エスペシャル ヴァレー・コレクション

自分赤ワインあまり得意ではなくて。特にフルボディの赤ワインは全体的に苦手。

そんな中、このコノスル レゼルバ ピノ・ノワールは、とびぬけておいしくて。赤はいつも2~3日かけて飲むのだが、コノスル ピノは1日で飲み切ってしまった。

香りがとてもよい。はなやか。消しゴムのような熟成香も特徴的。

タンニンの渋みが少なくて、柔らかい口当たり。酸味が主体でありつつ、やはり消しゴムのような熟成の風味も感じられまとまっていて。

コノスルは、リースリングピノ・ノワール。この2つのレゼルバシリーズがとびぬけておいしい。

2023年 好みではなかったワイン

レッドウッド シャルドネ

カルディで人気No.1のワインらしい。\698で買える安い白ワイン。

香り爆発系。煮詰めたジャムのようなわかりやすい香り。力強い味で、赤ワインのような重厚感がある。

個人的にはおいしくないと思った。エレガントとは対極。力強さ、派手さを前面に押し出していて。わざとらしいべっとりとした風味が鼻についてしまい、どうも飲み進められなかった。

コノスル ビシクレタ マルベック

果実感が欠落していて、酸味が際立っていて。鼻につく獣臭もある。

香り・味ともに強烈で。1週間かけてなんとか飲み切った。

インドミタ デュエット・プレミアム カベルネ&カルメネール

2000円弱のお高めのワインだから期待していたのだけど、独特の塩辛さと主張の激しい酸味が好みではなかった。

おそらくカルメネールが苦手なんだと思う。塩辛くて酸っぱく、とっつきにくいワイン。

まとめ

来年もいろいろなワインに出会いたい!